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鶴岡市朝日地域で、庄内柿とわらびを育てる農園。清らかな水と空気、寒暖差に恵まれた土地で、実の数を絞って育てる。種がなく大ぶりな柿は、やさしい甘さが持ち味だ。

燦果ファーム 太陽のように明るい農園を目指す

雪解け水がうるおす、朝日の畑

鶴岡市の燦果(さんか)ファームは、庄内柿とわらびを栽培する農園だ。畑があるのは、市の東部に位置する朝日地域。冬には雪が深く積もり、春になると山からの雪解け水が土をうるおす。清らかな水と空気、そして寒暖差に恵まれた環境が、この土地の作物を育てている。代表の岡村絵美さんも、柿の味わいの背景にはこの風土があるのではないかと話す。農園名の「燦果ファーム」は、岡村さんの友人が名づけてくれたもの。太陽にちなんだ名前を考えていたときに生まれた言葉で、「太陽のように明るい農園にしたい」という願いが込められている。農園のモットーは「明るく楽しく」。もう一つ、大切にしているのが農福連携だ。岡村さんは就農前、特別支援学校などで働いていた。その経験を生かし、みんなが楽しく働ける環境づくりに取り組んでいる。

一つ一つに太陽と養分を届ける

柿づくりで力を入れているのが、枝と実の数の調整だ。枝の密度を調整して太陽の光が十分に届くようにし、さらに実の数そのものを減らしていく。一つ一つの果実に養分を集めるための工夫で、その結果、1個で250gを超えるものも珍しくない大ぶりな柿に育つ。土づくりも、樹の状態を見ながら進めるのが岡村さんのやり方。堆肥をやるかどうかも樹の様子次第で、肥料は最小限にとどめている。除草剤は使用せず、自然に近い状態を保つことを心がけている。収穫後に欠かせないのが渋抜きの作業だ。燦果ファームでは焼酎を使って渋を抜いていく。期間は品種や気温によって変わり、「刀根早生(とねわせ)」でおよそ1週間、「平核無(ひらたねなし)」ではおよそ2週間。マニュアル通りに日数を決めるのではなく、実際に食べて確かめながら、抜けきるタイミングを見極めている。「責任をもってつくりたい。妥協したくない」と、岡村さんは語る。

  • 燦果ファーム
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生産者紹介

代表:岡村絵美
代表岡村絵美

大阪出身。母の実家が天童市でぶどうとさくらんぼを育てる農家だったこともあり、子どもの頃から農業が身近にあった。大学卒業後は、特別支援学校などで勤務。さまざまな仕事を経験するなかで農業への思いが再燃し、体力があるうちに挑戦したいと決意を固めた。2022年に山形へ移住し、鶴岡市の学校で農業を学んだのち、2024年に燦果ファームを立ち上げる。縁があった柿畑で柿づくりを始め、その味に惚れ込んだことが、本格的に取り組む契機になった。今の目標は、農福連携をさらに広げていくこと。そして、まだまだ知られていない庄内柿の魅力を、全国に届けていくことだ。「『おいしい』と言って食べてもらえることが、私の何よりのやりがいです」と、岡村さんは笑う。

店舗詳細

店舗名称 燦果ファーム
住所 山形県鶴岡市東岩本字野中39