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そば・うどん・中華麺・生麺・乾麺といった、さまざまな麺を製造する「酒井製麺所」。こんにゃく粉を使った「こんにゃくそば」は、全国に根強いファンがいる代表商品。

酒井製麺所 山形の麺文化を牽引する老舗製麺所

粉挽き業からはじまった「酒井製麺所」の歴史

蔵王山や出羽三山に囲まれ、馬見ヶ崎川が流れる山形市緑町で創業した「酒井製麺所」。山形の麺文化を支える老舗製麺所だが、古くは小麦を粉に加工する「粉挽き」を生業にしていた。初代が製粉業を始めたのは1930年頃。当時は山形市のシンボル・馬見ヶ崎川から水を引き、水車を回して粉を挽いていたが、次第に製麺の比重が大きくなっていった。3代目になると、戦後満州から引き上げてきた人から中華麺の作り方を学び、県内でもいち早く中華麺の販売を開始。これを機に商売の幅がぐんと広がり、1956年には製麺所として会社設立。現在では、県内外の飲食店に生麺を卸しているほか、家庭用の生麺・乾麺の製造も行っている。中でも、こんにゃく粉をつなぎに使用した乾麺「こんにゃくそば」は、首都圏の百貨店から人気に火が付いた代表商品だ。

山形独自の麺文化を全国に発信

山形県は、そばやラーメンをはじめとする麺文化が根強い県。県内の蕎麦屋には、「中華そば」のメニューがある店がほとんどだ。「実は山形はラーメンの消費額が、8年連続日本一なんです。そんな麺好きの県民性からなのか、一風変わったご当地麺が数多く存在します。こうした山形独自の麺文化を、全国の人に発信していきたいと思っています」。こう語るのは、専務兼次期5代目の酒井昌夫さん。酒井さんが企画した「山形ご当地麺シリーズ」は、県内のさまざまなご当地麺を楽しめる乾麺タイプの商品だ。「もともと自分自身も麺好きで、県内各地のご当地麺を食べ歩いていました。それが商品開発につながった感じですね」と、酒井さんは言う。数々のご当地麺の商品化や、異業種とのコラボ麺企画など、常に新しい商品開発に力を入れている。

  • 酒井製麺所
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生産者紹介

専務取締役:酒井昌夫
専務取締役酒井昌夫

天童市出身。大学進学を機に神奈川県横浜市へ。卒業後は、地元の大手建材メーカーにUターン就職し帰郷するも、大阪営業所に配属となる。結婚を機に山形へ再帰郷し、奥様の実家である「酒井製麺所」に入社。「山形を一度離れたことで、山形の良さを実感しました。人の良さ、食べ物の美味しさ……、こうした山形の魅力を発信するような仕事がしたいと思っていたんです」と酒井さん。入社後は、県内のさまざまな麺の魅力に気づき、山形ご当地麺シリーズの商品化を提案。さらに、「山形らーめんスタンプラリー」の企画や、「日本一の芋煮会フェステバル」を実行委員として支えるなど、山形の麺をはじめとする食文化の発信にも注力している。

店舗詳細

店舗名称 酒井製麺所
住所 山形県山形市緑町4-22-11