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中山町中山町

中山町(なかやままち)は、あの山形名物「芋煮会」の発祥地ともされる地域。海へとつながる「最上川」と、山形市へとつながる「須川」の合流点に位置します。その立地を活かし、かつては北前船から揚げられた貨物を、町の中心部まで運び込むための「物流の要衝」として栄えました。芋煮会は、その船頭たちが始めたとされています。町は、人口が約1万人超。山形県内で、もっとも小さい町として知られています。

中山町ってどんなところ?

「芋煮会」発祥の地

「芋煮会」発祥の地

山形県といえば、芋煮会。秋になると、みんなで具材を持ち寄り、河川敷で芋煮を作って楽しみます。一説では、この食文化の発祥となったのが、この中山町だったと考えられています。もともとは、最上川の舟運業を営んでいた舟頭たちが始めたのがものだそうで、里芋の収穫がはじまる10月から、初雪が降る11月初頭までの期間、多くの人の心とからだを温めてきました。

すもも栽培が盛ん

すもも栽培が盛ん

最上川の川べりから、高取山に向かって広がる中山町。自然豊かな同町では、果樹栽培がとても盛んです。特産は、サクランボ、桃、りんご、ラ・フランス、ぶどう、和梨など。中でも「すもも」は、東北随一ともいわれる生産量を誇ります。夏の暑い時期から、秋にかけて実る、ジューシーで甘酸っぱい果実は、果物狩りでも大人気!

中山町のおすすめスポット

鍋掛松

鍋掛松

「芋煮会発祥の地」とされる場所に植えられた老松です。当時、舟頭たちは何日も舟の上で待たされることもあったそうです。そのとき、河川敷の松に鍋をかけ、近くの集落から買った里芋を、棒鱈・干魚などと煮込んで食べたのが、芋煮の発祥なんだとか。鍋掛松は、山形が誇る芋煮文化のシンボルとして、中山町の人たちから愛されてきました。

岩谷十八夜観音

岩谷十八夜観音

古くから、目の病気を治す仏神として信仰を集めた観音堂です。かつては、「オナカマ」と呼ばれる口寄せ巫女たちの本山といわれるほどに栄えていました。当時に収められた道具や絵馬などは、なんと951点も現存。国の指定重要民俗文化財に指定され、中山町立歴史民俗資料館にて保存されています。

中山町立歴史民俗資料館

中山町立歴史民俗資料館

中山町は、山形県の中でもっとも小さいながら、昔から、稲作・果樹の栽培技術が発展し、最上川舟運による山形中央部との交流も盛ん。深い歴史を重ねてきた地域です。その歴史的な遺産は数多く現存し、この中山町立歴史民俗資料館に保存されています。同館では、最上川舟運の資料展を常設。山形の文化と生活を支えた人たちの姿を見ることができます。

中山町の名物・特産品・お土産

すもも

すもも

中山町が全国に誇る特産フルーツです。その生産量は、東北随一。全国でも、第4位となっています。早いものでは、5月中旬から出荷が始まり、旬は6月中旬~8月いっぱい。甘酸っぱく、ジューシーな果実は、暑い夏にぴったりです。

すももワイン

すももワイン

特産フルーツの「すもも」から造ったワインです。特徴はなんといっても、甘酸っぱい味わいと、フルーティな香り!すももならではの爽やかな風味が、口の中いっぱいに広がります。ちょっとめずらしい商品で、贈り物におすすめです。

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