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若き八代目が率いる創業200年の老舗菓子店。伝統の完熟梅の銘菓をはじめ、和菓子界に新たな風を吹かせる、見た目も味わいも新鮮な「ネオ和菓子」を発信。

乃し梅本舗 佐藤屋 山形市で文政時代から続く老舗

創業から200余年の老舗菓子店

「乃し梅本舗 佐藤屋」は、山形市で1821年(文政4年)に創業した老舗菓子店。創業から200年に渡り、「乃し梅」を始めとした完熟梅の銘菓を製造・販売している。店を構える山形市村山地方は、古来より、口紅や着物の顔料となる「ベニバナ」の加工品で名高かったこともあり、ベニバナの色を出すのに必要不可欠な「梅」の栽培が盛んだった。「乃し梅」の始まりは、この梅を煮詰めた「気付け薬」。その昔、出羽三山詣に訪れる人々が、エネルギー補給のために口にしていたものだ。その後、代々の当主が試行錯誤を重ね、現在の「乃し梅」が完成。甘酸っぱく、梅の味わいが濃厚な「乃し梅」は、全国にファンを抱える看板商品だ。

「和菓子をちょっと自由に」八代目の菓子作り

代表を務める八代目の佐藤慎太郎社長は、200年の伝統と歴史を重んじながらも、現代の感覚・発想を形にした「和菓子」の製造に積極的だ。伝統を受け継ぐのはもちろん、和菓子の楽しみ方に「新たな一面」を届けたいとの想いから、自由な発想で、見た目も味わいも新感覚な和菓子を提案。人々はそれを「ネオ和菓子」と呼び、メディアでも注目を浴びている。中でも、砂糖と寒天で作った「空ノムコウ」は、和菓子界では「タブー」とされてきた「気泡」を抱き込ませ、透明と青・紫の二層細工となっている。まるで宇宙や水面のような広がりのある姿に仕上げた一品で、見た目は斬新ながら、製法と味わいはしっかりと和菓子の基本に沿った「八代目オリジナル」だ。その他にも、和菓子の常識や、既成概念にとらわれない芸術的な和菓子を数多く生み出し、和菓子界に新しい風を吹かせている。

  • 乃し梅本舗 佐藤屋
  • 乃し梅本舗 佐藤屋
  • 乃し梅本舗 佐藤屋
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生産者紹介

八代目:佐藤慎太郎
八代目佐藤慎太郎

山形市出身。「乃し梅本舗 佐藤屋」の長男として生まれる。100mを10秒5で走る佐藤さんは、スポーツ万能で、大学時代は陸上に情熱を注いだ他、プロサッカー選手を目指していたこともある。当時は和菓子職人になるつもりはなかったというが、次第にスポーツはアマチュアとして続け、家を継ぐことを決意した。和菓子職人として修業に出向いたのは京都の老舗。老舗ながらも革新的で自由な発想を併せ持つ菓子店だった。ここでの経験から「歴史と伝統を受け継ぐだけではなく、変えていい、自由でいいんだ」と思うようになり、和菓子職人として「俄然やる気」が出たという。今では、伝統的な「完熟梅の銘菓」はもちろん、八代目のオリジナル「ネオ和菓子」を次々と生み出し、全国へと発信している。

店舗詳細

店舗名称 乃し梅本舗 佐藤屋
住所 山形県山形市十日町3-10-36