山形直送計画からのお知らせ

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自社で開発した農業用の給液装置を使って、野菜や果物を生産する会社。養液栽培で育てたフルーツトマト「アマティ」は、甘み・酸味・旨味の絶妙なバランスが自慢。

METRI TRY FARM フルーツトマトは「野菜ソムリエサミット」で金賞を受賞

自社製品の実証試験ハウスが原点

白鷹町の「METRI TRY FARM(メトリトライファーム)」は、農業用の給液装置の開発を行う「株式会社メトリ」から誕生した会社。「農業をもっと楽しく!営農をもっと自由に!」をテーマに、フルーツトマトやいちごなどの養液栽培に取り組んでいる。もともとは、自社で開発した給液装置の実証試験を行うため、2021年にトマトの栽培をはじめたのがきっかけだったそうだ。営農企画部長・槻田侑哉さんは、「山形では、養液栽培がまだまだ普及していません。地元の農家さんに自信を持って自社の給液装置をおすすめするために、『美味しいトマトを栽培できること』だけではなく、『しっかりと収益化できること』までを実証する必要がありました。そこで、2024年にMETRI TRY FARMを設立したんです」と、語る。試行錯誤しながら、新しい農業のカタチを体現していているMETRI TRY FARM。近年では、地元の農業研修の場としても注目されている。

養液栽培で育てる、フルーツトマト「アマティ」

METRI TRY FARMでは、養液栽培でフルーツトマトを栽培している。品種は、中玉トマトとして知られる「フルティカ」。「一般的なフルティカのサイズが約50~60gなのに対して、うちでは約25g以下に抑えて育てています。こうすると、甘さだけでなく、酸味や旨味がギュッと凝縮した濃厚な味わいに仕上がります。特に甘いフルティカということで、『アマティ』と名付けました」と、槻田さんは語る。栽培のポイントとなるのは、水分の量。「水を与えすぎると味がぼやけてしまうので、着花してから実が熟すまで、いかに水分をコントロールできるかが重要です。でも、急に水を減らしすぎるとトマトも拗ねてしまうので、少しずつ少しずつ減らすようにしています」と、槻田さん。高精度のECセンサーを搭載した給液装置を使用することで、こうした細やかな水分管理が可能になるそうだ。

  • METRI TRY FARM
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生産者紹介

営農企画部 部長:槻田侑哉
営農企画部 部長槻田侑哉

山形市出身。大学卒業後は、県外でエレベーターの設計などを行う。結婚を機に地元にUターンし、白鷹町の「株式会社メトリ」に入社。現在は、農業用の給液装置の開発を行いながら、「METRI TRY FARM」の営農企画部長として、フルーツトマトの栽培にも注力している。「社内での業務に行き詰まったら、畑に行くという仕事スタイルが自分に合っていると思いますね。私たちだからこそできるやり方で、地域農業の活性化に貢献していきたいです」と、楽しそうに語る。

店舗詳細

店舗名称 METRI TRY FARM
住所 山形県西置賜郡白鷹町荒砥乙327