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今田製麺所は、明治時代に創業し、130年以上にわたって地域で愛される老舗。「全ては、うまいかまずいか」。シンプルな視点で、乾麺づくりに向き合う。

今田製麺所 創業1885年、当時の味わいを受け継ぐ

伝統を守りながら、新しい風を吹かせる

1885年(明治18年)創業の今田製麺所は、山形県河北町にて、うどんやそばの製麺を手掛ける老舗。うどん・ひやむぎ・そうめん・そば・中華麺など、10種類以上の麺を製造している。5代目の今田さんは、「全ては、うまいかまずいか」を基準に麺づくりと向き合っており、全国各地の小麦粉やそば粉を取り寄せては試作を重ね、新たな「乾麺」を生み出している。うどんの原料は、小麦・食塩のみ、そばの原料は、小麦粉・そば粉・食塩のみと、非常にシンプルだが、どの小麦粉・そば粉を使用するかによって、食感や風味、味わいが異なるため、日々の研究は欠かせない。こうして生み出された新商品と、創業当時からの味を守ってきた看板商品、この2つの柱が共存しているのが、今田製麺所の魅力だ。

5代目が生み出す、ユニークなネーミング

今田製麺所の人気商品、5代目が企画した商品のネーミングは、実にユニーク。赤ちゃんのお尻のように、モチモチすべすべの生地に感動して名付けた「ももじりうどん」や、コシの強さと少し幅広の麺が自慢の「ダンディうどん」など。これらのネーミングは、生地や出来上がった麺に触れた時や、実際に食べた時、直観的に閃いて付けるという。5代目がこのようなネーミングを付けるのは、食べる人の「食卓での会話」にまで想像を巡らせているから。「何だろうももじりって?」「ダンディうどんって、何がダンディなのかな?」など家族の会話が弾むのが理想。食べて美味しいだけではなく、食事の時間そのものを楽しんでもらえるよう、イメージを膨らませ、食べる人に寄り添うのがモットーだ。

  • 今田製麺所
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生産者紹介

5代目:今田智宏
5代目今田智宏

河北町出身。今田製麺所の長男として生まれる。高校卒業後、福島県の大規模な製麺所にて修業。2年間でうどんやそばの製麺技術を身につけたのち、家業を継ぐ形で実家に戻った。現在の今田製麺所は、5代目の今田さんご夫婦と母、弟の家族経営。明治から続く老舗らしく、創業当時からの看板商品の味を受け継ぎながら、新商品の開発にも積極的。とにかく美味しいものを、という信念に基づき、全国各地から仕入れる小麦粉やそば粉で麺づくりに取り組んでいる。「家族経営で小回りが利くため、思い立ったアイディアをすぐに商品化できることが楽しい」と語る今田さん。「独自のネーミングセンス」と「絶対的な美味しさ」には自信がある。

店舗詳細

店舗名称 今田製麺所
住所 山形県西村山郡河北町谷地丙118