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米沢市にて、20haもある広大な面積で農業を営む米農家。奥羽山脈・吾妻連峰・飯豊連峰に囲まれた盆地で、昼夜の寒暖差を活かし、風味豊かな米を育んでいる。

マルヘイ農園 夫婦、二人三脚で米作り

広大な耕作面積で多品種を育てる米農家

米沢市は、東の奥羽山脈・南の吾妻連峰・西の飯豊連峰といった2000m級の大きな山々に囲まれた地域。昼夜の寒暖差が生まれやすい盆地だ。同市では、その特有の気候を活かして、野菜や果物を育てる農家が多い。11代続く米農家マルヘイ農園もその一つ。夜間、急激に冷え込む際に米の糖度がグッと増し、美味しくなるのだ。同農園は、200年以上もの歴史を誇るだけに、耕作面積も桁違い。なんと、20ha以上で、東京ドームに換算すると、4個分以上に相当する。そんな広大な面積で育てている米は、コシヒカリやミルキークイーンをはじめ、山形県のオリジナル品種の雪若丸・はえぬき・つや姫など多品種にわたる。

消費者の声を活かした米作り

マルヘイ農園は、育てた米を県内の道の駅や直売所のみならず、県外の販売にも精を出している。なんと、毎月、ワゴン車で東京まで片道4時間かけて配達しているのだ。なぜ、わざわざ遠方まで足を運ぶのだろうか?11代目の安部さんは、「もともと農協に納めるだけでした。その頃は、その頃は、収量さえあれば良いとしか考えてなかったんです」と語る。そんな中、東京にいる妻の知人に手渡しで米を販売する機会があったそうだ。その知人からの食べた感想が、「味がなくて、美味しくない」。それまで消費者のことを考えたこともなかった安部さんにとって、衝撃的な出来事だった。初めて、「米の味」を意識したという。以来、県内と東京を中心に、1軒ずつ自宅を訪れ、消費者の顔を見て販売。どんな些細な声でも受け止め、高品質な米を目指すようになった。

有機肥料を用いた特別栽培米

消費者の声をきっかけに、自身の米作りを見直した安部さん。これまで化学肥料中心に米を栽培していたが、「美味しい米」を目指して、特別栽培米を作ることを決意する。特別栽培米とは、農薬・化学肥料の使用量を慣行の半分以下に抑制して育てる米のこと。化学肥料の代わりに使用するのが、魚粉を主とした有機肥料だ。それにより、活性化した微生物が肥料を分解。根の張りが良くなり、養分を吸収しやすくなるため、稲がぐんぐん元気に育つ。除草剤も減らした分、夏場の雑草管理が大変だというが、食べる人の笑顔を思い浮かべながら、安全で美味しい米作りに励んでいる。

  • マルヘイ農園
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生産者紹介

11代目:安部平左エ門
11代目安部平左エ門

米沢市にて、200年以上続く米農家の長男として生まれる。農業高校卒業後、11代目として就農。年々拡大する20ha以上の広大な耕作面積を管理し、米を栽培している。山形県認証の特別栽培米は、数々のコンクールで受賞。置賜地方の米作りの名匠たちと、切磋琢磨しながら日々美味しい米を追求している。「農家は日々、勉強。1人でも多くのお客さんに満足してもらえる米を作りたい」と語った。

店舗詳細

店舗名称 マルヘイ農園
住所 山形県米沢市大字川井2084