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天童市で、こめ油の製造・販売を行う会社。搾油から精製、充填まで一貫して自社で対応。製造工程で出る副産物を、無駄なく活用する取り組みも積極的に行う。

三和油脂株式会社 こめ油を作り続ける全国有数の食用油製造会社

創業当時から作り続けるこだわりの「こめ油」

天童市にある「三和油脂」は、1949年創業の食用油製造会社。創業当時から、高品質なこめ油を中心とした、安心・安全な商品作りに取り組む。こめ油の原料となるのは「米ぬか」。営業担当の蜂谷さんによれば、米ぬかには油分が含まれており、ビタミンやミネラル、食物繊維など、栄養成分も豊富だという。高品質なこめ油を作るには、新鮮な米ぬかから搾油することが重要だ。そのため、三和油脂では、米ぬかの鮮度を落とさぬよう、本社工場含め複数の工場での搾油にこだわる。こうして精製されたこめ油は、他の食用油と比べて、栄養価が高いのが特徴だ。また、こめ油の魅力はなんといっても、その使いやすさ。調理後の鍋やフライパンに、油汚れがつきにくく、調理後に部屋に充満する「油臭さ」も、他の食用油と比べて極めて少ない。油自体のクセが少なく、食材の風味を損なうことがないため、炒め物や揚げ物の調理油としてだけでなく、ドレッシングなど、生食での使用もおすすめだ。三和油脂では、普段使いできる「まいにちのこめ油」や、プレミアムこめ油「コメーユ」など、ニーズごとにさまざまなこめ油を作っている。自宅用にも、ギフトにも、おすすめできる万能な油だ。

副産物も有効活用!無駄のないこめ油製造

こめ油を取り扱う企業は多いが、三和油脂のように、原料の米ぬかの仕入れから原油の抽出、精製、出荷に至るまで、全ての工程を自社で賄う会社は、全国的にも数えるほどしかない。「一貫して自社で対応するからこそ、安心・安全で、高品質な商品作りができています」と、蜂谷さんは語る。また、三和油脂では、こめ油製造だけでなく、これまで培った技術やノウハウを活かした、さまざまな取り組みを行っている。その一つが、「副産物の活用」だ。こめ油を精製する過程では、ぬかなどの固形物やロウ分、酸化した油分など、多くの副産物が出る。一見、不要なものに思えるが、蜂谷さんによれば、「無駄なものや、廃棄するものがほとんどない」という。これらの副産物には、まだまだ栄養成分が豊富に含まれており、家畜用の飼料や、化粧品の原料として、幅広く活用できるのだ。また、研究機関とも連携し、玄米や米ぬかの栄養価や素材の特性を活かした、こめ油以外の製品開発にも、積極的に取り組んでいる。蜂谷さんは、「こめ油の魅力だけでなく、原料である『お米』の素晴らしさを、多くの人に伝えていきたい」と熱く語る。お米の可能性を追求し続ける三和油脂から、今後も目が離せない。

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生産者紹介

営業担当:蜂谷渉
営業担当蜂谷渉

秋田県出身。三和油脂の営業担当として、日々業務に勤しんでいる。三和油脂へ入社を決めた理由は、「使い勝手が良く、栄養価も高いこめ油に可能性を感じた」から。商品だけでなく、製造過程で出る副産物を一切無駄にしない取り組みにも感銘を受け、その魅力を多くの人に伝えたいと思っている。「まだまだ、一般的な認知度は低いのが現状です」と語る蜂谷さん。それでも、「一度使っていただければ、必ず良さを実感していただけるはず」と、その品質に自信を持っている。「目標は、『一家に一本、こめ油』。そう言われる日を目指して、日々頑張っていきたい」と笑顔で語る姿が印象的だった。

店舗詳細

店舗名称 三和油脂株式会社
住所 山形県天童市一日町4丁目1番2号