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大自然に囲まれた高畠町にて、お米や枝豆を中心に生産する「十四代 中川吉右衛門」。農薬・肥料を使わない自然栽培に取り組み、食の安全・美味しさを追求している。

十四代 中川吉右衛門 自然の力を存分に引き出す農法、自然栽培

自然栽培に魅了され、農業の持つ可能性を知る

「十四代 中川吉右衛門」は、高畠町で米や枝豆を作る農家。代表の中川さんは、「農家の生まれだが、農業にはまったく興味はなかった」と語る。故郷の山形県を離れ、上京。とび・土工業で起業していたが、ある時、人生を大きく変える出来事があった。偶然テレビで見た、「自然栽培に取り組む奇跡のリンゴ農家」に密着したドキュメンタリー番組だ。「自然栽培」とは、農薬や化学肥料はもちろん、有機肥料すら一切使わない、作物本来の自然な育ち方を追求する農法。自然栽培の持つ可能性と壮大なエネルギーに圧倒され、自然と涙が出たという。今まで全く農業に関心が無かった中川さんが、農業に目覚めた瞬間だ。「自分のやるべき事はこれだ!自然栽培なら世界をもっと美しくできる」と直感し、農家になる覚悟を決める。2010年、自然栽培に取り組む秋田県の農家へ弟子入り。1年間の研修を経て、2011年に独立し、地元・高畠町で農家の土俵に上がった。

自然栽培を愉しむ生き方が、田んぼにも人にも伝番する

自然栽培の持つ可能性と壮大なエネルギーに魅せられ、2011年に就農した「十四代 中川吉右衛門」。農薬や肥料を一切使わない、自然栽培を実践している。人や環境に優しく、健全で豊かな作物に育つ農法だ。しかし当初は、予想を超えた驚きの連続だった。中川さんがまず驚いたのは、田んぼ一面に生い茂る雑草の生命力。当時を振り返り「私は雑草を栽培しているのか?笑うしかなかった」と語る。慣行栽培では、作物が雑草に負けないよう、除草剤をまくのが一般的。一方、自然栽培は除草剤を一切使わない。生えてしまった草は、人の手だけで根気よく除草を行うことになる。とても手間がかかる作業だ。加えて、雑草が優勢になれば、作物の収量が減ってしまうというデメリットも伴うのである。それでも中川さんは、「この環境とそこで生きる生き物たちとの調和が作物を育てる」と信じてやまない。「田畑を美しい姿に保ちつつ、いかに作物をたくましく豊かに育てられるか。これが自然栽培農家の技量であり、生き方でもある」と熱く語った。全国的にまだまだ少ない自然栽培農家として、日々、農業を愉しんでいる。

  • 十四代 中川吉右衛門
  • 十四代 中川吉右衛門

生産者紹介

代表:中川弘吉
代表中川弘吉

高畠町出身。農家に生まれながらも、農業の道には進まず、上京。とび・土工業で起業していたが、ある時、自然栽培に取り組むリンゴ農家の存在を知り、衝撃を受ける。「この農法で世界を変えたい」と一念発起し、自然栽培の農家になることを決意。2011年に地元・高畠町にて就農。農薬や肥料を一切使わずに、米・枝豆・大豆を栽培している。中川さんは、「自然栽培は、地域活性・食育・環境保全と多岐にわたる分野で。人を魅了する力を持つ農法だよ」と笑顔で語った。全国的にまだまだ少ない自然栽培農家として、日々、農業を愉しんでいる。

店舗詳細

店舗名称 十四代 中川吉右衛門
住所 山形県東置賜郡高畠町福沢668