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鶴岡市にて100年以上続く、米と枝豆の農家。土作りからこだわって栽培する「だだちゃ豆」は、芳醇な香りと旨味が抜群。農園の直売所で飛ぶように売れる人気ぶりだ。

小池喜左衛門ファーム 家族のチームワークで、だだちゃ豆栽培

鶴岡市特産の「だだちゃ豆」を生産する農家

鶴岡市の小池喜左衛門ファームは、明治期から続く農家。もともと米のみを栽培していたが、1970年頃からだだちゃ豆の栽培にも力を入れるようになった。だだちゃ豆といえば、鶴岡市のみで生産されるブランド枝豆。全国的な知名度を誇る「枝豆の王様」だ。「だだちゃ」とは、庄内地方の方言で「お父さん」という意味。江戸時代、庄内産の枝豆を食べた殿様が、「この美味しい豆を作ったのは、どこの『だだちゃ』だ?」と、尋ねたことが由来とされている。小池喜左衛門ファームの枝豆畑があるのは、湯尻川のすぐそば。代表の小池貴士さんは、「農作物を育てる上で、きれいな水は欠かせません。湯尻川の水は透明度が高く水質も良いんですよ」と、教えてくれた。清らかな水をたくさん吸収するからこそ、美味しい枝豆に育つのだ。小池さんが手がけるだだちゃ豆は、地元の居酒屋のメニューとしても提供されている。「旨味が抜群」「ビールが進む」と、多くのリピーターの心を掴んで離さない。

「美味しいだだちゃ豆」を追求した土作り

だだちゃ豆を生産する小池喜左衛門ファームは、上質な土作りにも余念がない。有機質の肥料をたっぷり与えて栽培している。その一つが、天然化石サンゴ。ミネラル分を豊富に含んでいるため、施肥すると土壌中の微生物が活発になり、有機物を分解。結果、作物が育ちやすい「ふかふかの土」に仕上がるそうだ。また、だだちゃ豆の美味しさについて、代表の小池さんは、「菌根菌資材の影響も大きいですね」と教えてくれた。菌根菌とは、作物の根が届かない領域にあるリン酸などの養分を吸収し、作物の生育を促してくれる菌のこと。小池喜左衛門ファームは、菌根菌を培土に混ぜ込み、育苗している。そうすることで、たくさん花が咲き、一粒一粒甘みが凝縮された枝豆が実るという。

  • 小池喜左衛門ファーム
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生産者紹介

代表:小池貴士
代表小池貴士

鶴岡市出身。9年ほど東京で会社勤めをしていたが、山形で子育てをするために退職し、地元へUターン。父親が切り盛りしていた小池喜左衛門ファームの3代目として就農した。「もともと継ぐつもりはなかったんですが、いざ農業を始めてみると奥の深さにハマりました」と、小池さん。一家で受け継いできた栽培技術を継承し、鶴岡市特産のだだちゃ豆栽培に精を出す。「だだちゃ豆は全国的に有名な枝豆ですが、それにあやかつるもりはありません。新潟の黒埼茶豆も美味しいですよね。県外の枝豆も研究して、より高品質なだだちゃ豆を目指したいです」と、謙虚な姿勢を見せる。

店舗詳細

店舗名称 小池喜左衛門ファーム
住所 山形県鶴岡市寺田乙147