ラ・フランス（贈答用・家庭用）

「洋なし屋 iGUSL（いぐする）」は、ラ・フランスの出荷量日本一を誇る天童市で、洋梨の栽培に特化した日本でも珍しい農家です。代表・寺岡祐さんは2020年に新規就農したばかりですが、個性豊かな洋梨を扱い、情熱を持って育てています。今回は、そんな寺岡さんの愛がたっぷり注ぎ込まれた、ラ・フランスをご紹介します！濃厚な甘さと芳醇な味わいを堪能してください。ケーキなどお菓子のアレンジもおすすめです。

洋梨を美味しく育てるコツは、果実にたっぷりと太陽の光を浴びさせること。冬に行う剪定（せんてい）作業で、太陽の光が当たり、風通しのよい樹になるように考えながら枝を切って整えます。夏場、新しい枝が伸びてくると日当たりが悪くなるので、夏にも枝の整理を行います。「教科書どおりだけど、基本に忠実に。丁寧な作業が大切なんです」と寺岡さん。また、手作業で小さい実を摘み、残した実に養分を集中させる摘果作業を春先に行うことで、甘みをたっぷりと蓄えた洋梨がたわわに実ります。

美味しい洋梨を育てるため、寺岡さんは、土壌づくりにもこだわっています。「果樹自体が強い生き物。肥料に頼らず、できるだけ剪定だけで育てたい」と化学肥料は使わず、有機質肥料の使用も最小限。また雑草を残しておくことで、土がやわらかくなって根が張りやすくなるように工夫しています。そのため、除草剤を撒かず、月に1度の草刈りで手入れをします。細やかなメンテナンスがあってこそ、果樹を健康な状態に保つことができます。