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寒河江市を拠点に果物の生産や販売を行う「アンスリーファーム」。養分を最大限吸収した状態で収穫する「大玉生産」にこだわった、さまざまな果物を栽培している。

アンスリーファーム 若手が一丸となって農業に取り組む

山形農業の未来を担う若手集団

寒河江市(さがえし)を拠点にして、果物の生産・販売を行っている「アンスリーファーム」。代表取締役の安達さんは、「農業の担い手が少なくなっている山形で、若い人にも興味を持ってもらえるような業界に変えたい」という思いで会社を設立。現在では、20~30代の若手が集まって農業に励んでいる。県の内陸部に位置する寒河江市は、盆地で昼夜の寒暖差が大きく、月山からの雪解け水が豊富に手に入る、果樹栽培が盛んな地域。アンスリーファームでも、さくらんぼ・桃・洋梨・りんご・ぶどうなど、さまざまな果物の栽培を行う。特にさくらんぼの栽培には力を入れており、令和2年・山形県さくらんぼ品評会での「農林水産大臣賞」をはじめ、数々の賞を受賞している。

最高の状態で収穫する「大玉生産」のこだわり

アンスリーファームでは、果実が養分を最大限吸収した状態になるまで実らせておき、大玉になったものだけを収穫。さらに品質を良くするため、一本の木から収穫する量を調整している。中でも剪定方法にこだわりがあり、細かい枝は切り落としてしまい、パワーのある太い枝のみを残す。こうすることで、少量ながらも大玉で濃厚な味わいの果物が育つのだそう。また、お客様に安心して食べていただけるようにと、化学肥料を使わず自然の力を活かした栽培方法を実践。「今後は自分たちでも有機質の肥料作りをしていきたい」と、とても意欲的に農業に取り組む。

  • アンスリーファーム
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生産者紹介

代表取締役:安達史倫
代表取締役安達史倫

寒河江市出身。高校卒業後から飲食店で勤務していたが、「マイナス要素の強い農業のイメージを変えたい!」と一念発起。2011年から祖父母がやっていた果樹園を引き継ぎ、2016年には「アンスリーファーム」を立ち上げる。現在では、若手農家の育成や、後継者のいなくなった農地を引き取るなど、地域農業の発展にも貢献している。安達さんは「この先10年以内に、さくらんぼの栽培面積日本一を目指しています」と、さらなる野望を語ってくれた。

店舗詳細

店舗名称 アンスリーファーム
住所 山形県寒河江市六供町1-2-29