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創業以来、70年以上にわたって地元で愛される製麺所「石黒製麺」。看板商品の乾麺「元祖やまいも蕎麦」をはじめ、約70種類もの個性豊かな麺を作り続けている。

石黒製麺 伝統を活かし、新たな魅力を作り出す製麺所

美味しさへの探究心が生み出した看板商品

南陽市の石黒製麺は、1949年(昭和24年)に創業した製麺会社。蕎麦を中心に、なんと70種類を超える麺を製造している。中でも「元祖やまいも蕎麦」は、会社を代表する商品。創業者・石黒金次郎さんが考案した、こだわりの一品だ。常務取締役の石黒明希彦さんによれば、祖父の金次郎さんは、「生蕎麦のようなのど越しの乾麺を作れないか」と、常に考え、さまざまな素材で何度も試作を重ねていたという。その結果、辿り着いたのが「山芋つなぎ」。乾燥粉末にした山芋を、蕎麦粉のつなぎに使うことで、理想的な強いコシと、つるつるののど越しをあわせ持つ麺に仕上がった。発売したところ、これが大ヒット。県外にまで、石黒製麺の名前が認知されるきっかけとなった。

時代の変化に即した商品開発

石黒常務は、「元祖やまいも蕎麦は特別な商品」と語りつつ、「この伝統の味を守りながら、同時に、その魅力を活かした商品の開発も行なっています」と語る。その言葉を体現したのが、2019年に発売した「即席やまいも蕎麦」の開発だ。乾麺需要の低下が続く中で、「より手軽に美味しく食べられる商品」として企画され、何度も試作を行なって完成したという。看板商品である「やまいも蕎麦」の味を、お湯を注いで4〜5分で堪能できる、画期的な商品に仕上がっている。パッケージも、これまでの自社商品とは一線を画す和モダンなデザインを採用。これも、「若い方も手に取りやすいように」という想いから。伝統を守りながら、新たなチャレンジをし続ける石黒製麺から、今後も目が離せない。

  • 石黒製麺
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生産者紹介

常務取締役:石黒明希彦
常務取締役石黒明希彦

南陽市出身。高校卒業後、東京都内の大学で経営学を専攻。卒業後、約6年ほど都内で働いていた。28歳の時にUターンし、石黒製麺に入社。常務取締役として、広報対応や商品管理等、様々な業務を取り仕切っている。幼い頃から「とにかく麺が好き」で、好きな麺類は、「蕎麦とラーメン」。おすすめの食べ方は、温かいつゆやスープに、麺のみというシンプルなもの。「麺の味を、しっかり味わいたい」という思いから、薬味なども一切入れずに食べるのがこだわりだ。生活に欠かせない「食」に携わる立場として、「伝統を守ることだけでなく、その時代に適した、石黒製麺にしかできない食の形を提供していきたい」と熱く語ってくれた。

店舗詳細

店舗名称 石黒製麺
住所 山形県南陽市宮内783−1