【山形直送計画】農事組合法人太ももの会の通販ギフトお取り寄せ

山形直送計画からのお知らせ

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[山形直送計画からのお知らせ]2024年04月12日

アイガモ農法を用いて「有機JAS認証米」の栽培に力を入れている米農家。自家栽培しているもち米で作った「玄米おにぎり」は、「素朴でやさしい味わい」と人気を集めている。

鳥海山や月山に囲まれた庄内平野

時間に追われず、楽しみながら農業をする

酒田市広野地区で米作りを行う、農事組合法人「太ももの会」。「農薬や化学肥料に頼らないお米を作りたい」という、同じ思いを持った地元の農家が集まり、2004年に法人化した。栽培している米は、有機JAS認証米「コシヒカリ」、特別栽培米「ひとめぼれ」「つや姫」など。また、自家栽培しているもち米で作った「丸餅・切り餅」や「玄米おにぎり」の販売も行う。「安心して届けられる米作り」をモットーに、「アイガモ農法」を用いて米作りに励んでいる。ちなみにユニークな法人名は、初代の好きな物語であるミヒャエル・エンデの代表作「モモ」から名付けたそうだ。現在代表を務める渋谷嘉明さんは、「この物語は、主人公・モモが、時間泥棒に盗まれた人々の時間を取り戻していくお話です。時間に追われてせかせかと働くのではなく、楽しみながら農業をしていきたいという思いが込められています。あとは、『美味しいお米を食べて、健康な太ももになろう！』ということですかね」と笑う。

田んぼにカモを放して育てた有機JAS認証米

農薬や化学肥料に頼らない米作りに力を入れる「太ももの会」では、「アイガモ農法」を取り入れている。こちらは、田植え後の田んぼにカモのひなを放すことで、農薬に頼らず害虫や雑草を抑制する農法。「カモは害虫を食べてくれるんです。さらに田んぼを泳ぎ回ることで水面が濁り、太陽の光が届かなくなります。雑草の成長が抑えられて、稲が大きく育ちます」と、渋谷さんは語る。カモと同時進行で、定期的に除草機を入れることも重要な作業。「初期段階で、いかに雑草の成長を抑えられるかが勝負」だという。また、苗を植える際に間隔を広くとることで、病気になりにくい環境を整えている。「株と株の間が広いと、風通しが良く、日当たりも良くなります。稲のストレスを減らせるので、美味しいお米に育ちます」と、渋谷さん。こうして育てた有機JAS認証米は、首都圏のオーガニックショップで取り扱いされている。

生産者紹介

代表渋谷嘉明

酒田市出身。先祖代々続く米農家の家に生まれる。2004年、目指している米作りの方向性が同じだった農家仲間と共に、農事組合法人「太ももの会」を設立。有機JAS認証の「コシヒカリ」をはじめ、農薬や化学肥料に頼らない米作りに励んでいる。「私たちは、人にも自然にもやさしい米作りを行っています。農作業終わりに夕陽が沈んでいく様子を見ると、とても幸せな気分になります。これからも楽しみながら、美味しいお米を届けたいですね」と、渋谷さんは微笑む。