山形直送計画からのお知らせ

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山形県寒河江市の精肉店。山形牛などこだわりの肉を提供するほか、「さくらんぼ漬」や「まるごとぎょうざ」などのオリジナル商品を開発し、山形の魅力を発信している。

肉の小林 50年以上地域に根付いている精肉店

長年培った目利きで、上質な山形牛を提供

深い味わいとまろやかな脂質が魅力のブランド牛「山形牛」。四季がはっきりしている山形県で、丹精込め長期にわたり肥育された黒毛和種は、肉のキメが細かく、食味に優れているのが特長だ。寒河江市の「肉の小林」は「山形牛」の中でも、格付最高等級のA5・A4のみを取り扱っている精肉店。1960(昭和35)年の創業以来、50年以上培ってきた目利きの技術で、「山形牛」の中でもさらに味や食感の良いものを厳選。最高等級ランクの牛肉を販売している。精肉以外にも、山形の秋の風物詩「芋煮」、自社オリジナルの「山形牛のさくらんぼ漬」や餃子の具を腸詰めにした「まるごとぎょうざ」など山形県の魅力が詰まった商品を取り扱っている。

看板商品「山形牛のさくらんぼ漬」

山形牛などの精肉を取り扱う肉の小林。創業当初は、主にスーパーに出店し、食肉や惣菜販売をしていた。1991(平成3)年にスーパーから撤退し、寒河江市が新設した観光土産施設へ商品を販売するようになった。その頃に誕生したのが、「山形牛のさくらんぼ漬」だ。「酒粕が苦手な子どもにも食べやすいように、酒粕漬けに代わる商品を作ろうと開発しました」と社長の小林繁春さんは振り返る。さくらんぼのワインをブレンドした特製味噌に山形牛のもも肉を漬け込み、低温でゆっくり熟成。さくらんぼのワインにじっくり漬け込むことで、肉はより柔らかく、味もまろやかに仕上がった商品だ。山形ならではの特産品を使ったというアイデアにも注目され、寒河江市や山形県で賞を受賞。長年にわたって地元の味としても親しまれている。

山形名物「芋煮」をいつでも気軽に

山形の秋の風物詩といえば、芋煮会。9月~10月になると、家族や気の合う仲間が河川敷などに集まり、芋煮を作って味わう姿が多く見られる。東北では宮城県・福島県でも作られているが、「醤油味・牛肉・里芋」や豚汁風の「味噌味・豚肉・じゃがいも」など、味付けや具材は地域によって異なる。肉の小林では、山形風の「芋煮」を家庭でも手軽に楽しめるよう、スープや具材のセットを販売。レトルト商品も開発し、いつでも気軽に芋煮が楽しめると好評。「山形牛のさくらんぼ漬」とともに明治神宮例大祭に奉納されるなど、同社の名物商品となった。

  • 肉の小林
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生産者紹介

社長:小林繁春
社長小林繁春

寒河江市出身。1975(昭和50)年に2代目を継いだ。山形牛を扱うだけでなく、「牛肉のさくらんぼ漬」や「まるごとぎょうざ」などアイデア商品を次々と考案。新型コロナウイルス禍に見舞われるまでは、全国各地の物産展などを渡り歩き、自社商品を売り歩いてきた。今後も商品開発へ精力的に取り組みたいと語り、「地域ごとの芋煮を商品化してみたい」と意気込む。山形県産の素材にさまざまな工夫とアイデアを加えながら、山形の魅力を発信する小林さん。これからも地域への愛情がたっぷりと詰まった商品の数々を、より多くの人に届けていく。

店舗詳細

店舗名称 肉の小林
住所 山形県寒河江市大字島883番地