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高畠町で、鮮度の良い国産豚肉を使った加工品を取り扱うデリカテッセン。「安心・安心の美味しさ」を目指し、保存料や結着剤を使わないハム・ソーセージ作りに取り組む。

スモークハウスファイン 高畠町で生まれた無添加のハム・ソーセージ

誰もが安心して食べられるソーセージ

高畠町の閑静な住宅街に位置する「スモークハウスファイン」は、代表の片平さんが19歳の頃に開業したデリカテッセン。国産の新鮮な豚肉を使用した、ソーセージやハムなどを製造・販売している。創業当時から「安心・安全の美味しさ」を目指し、化学調味料や防腐剤などの添加物を一切使用しないソーセージ作りにこだわる。片平さんが無添加食品にこだわるのは、両親の影響が大きい。「子どもの頃から、両親が作る有機栽培の野菜や、無添加食品を食べていた」と語る。そんな環境で育ったからこそ、無添加でのソーセージ作りを始めたのは、もはや必然だったのだろう。「無添加だと、『味が薄い』『美味しくない』というイメージを持つ方がいまだに多い」と片平さん。それでも「ウチの商品なら、その常識を覆せる」と、自信をのぞかせる。「安心・安全」と「美味しさ」を両立した、唯一無二のソーセージだ。

本場・ドイツが認めた美味しさ

片平さんは、無添加の美味しさを追求するため、ハム・ソーセージの本場・ドイツにも足を運んだ。ドイツの地で出会った味や、目にした技術を、日本の環境・原材料に合わせて改良し、「ファインのハム・ソーセージ」を確立していった。その結果、3年おきにドイツで開催される、ハム・ソーセージ業界のワールドカップともいうべき食肉加工食品のコンテスト「IFFA」「SUFFA」にて、これまで金賞を含む、4度の入賞を達成。これにより、世界にも通用する商品であることを証明した。始めた当初多かった否定的な声も、今では賞賛に変わった。片平さんは、「自社のスタッフにも、『自分の大切な人に、自信を持って食べさせたいものを作ろう』と、常に話しながら、日々取り組んでいます」と語り、「まぁ、当たり前のことなんですけどね」と笑う。決して簡単な道ではなかったはずだが、それでも、「このやり方しか知らない」と言い切る片平さんにとっては、紛れもなく「当たり前」の道だったのだ。

ソーセージに関わる全ての人の笑顔を作る

「若い頃は、とにかく売り上げを伸ばすことにこだわっていた」という片平さん。しかし、長年経営をしてきた中で、それ以上に大切なことに気づいたという。それは「人」だ。片平さんは、「良い商品を作るには、良い人材でなくてはならない」と考え、人材育成に力を入れている。「I’m fine!(私がファインだ!)」を合言葉に、誰もが主体性を持って取り組めるような環境作りに取り組んできた。また、「年の差は関係なく、自分以外の全ての人が師であるという想いで、日々取り組んでいます」と語るように、スタッフ一人一人の声にしっかり耳を傾けることに努めてきた。片平さんは、「自分の子どもに『お父さん・お母さんの会社はいいぞ』って言ってもらえるような、そんな会社にしていきたい」と展望を語る。「スタッフがやりがいを持って、丁寧に仕事に取り組み、そして出来上がったソーセージが、世界の誰かの食卓を彩る。こんな素敵なことはありません」と目を細める片平さん。スモークハウスファインに関わる、全ての人の笑顔を作るための挑戦は、これからも続いていく。

  • スモークハウスファイン
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生産者紹介

代表取締役:片平琢朗
代表取締役片平琢朗

高畠町出身。養豚と有機農業を営む両親の元に生まれる。学生生活後、知人の元で大工職人として働いた。3年が経ったある日、養豚をしていた父から、「店舗を作り、うちの豚でソーセージを作らないか?」と連絡があり、一念発起。全国食肉学校に通いながら、「スモークハウスファイン」を設立。開店以来、独学で研鑽を積んできた。片平さんが「自身の原点」と語るのは、子どものために有機農業に取り組んでいた両親の姿。「『自分の子どもに、安心・安全なものを食べさせたい』と、いつも食に気を配ってくれていました。その想いが、当たり前に染み付いているんです」と語る。「大切な人や、自分の子どもたちに、自信を持って、『これは安心・安全だよ』って伝えられるものを、これからも作っていきたい」と片平さん。「そして、食べた方に『美味しい』と言って喜んでもらえれば、こんなに嬉しいことはないですね」と、笑顔で語ってくれた。

店舗詳細

店舗名称 スモークハウスファイン
住所 山形県東置賜郡高畠町福沢21-9