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庄内地方で、枝豆や大豆、米などの生産を手掛ける農家。特に枝豆については「畑から出たもの以外は畑に入れない、足さない」をコンセプトに、自然栽培に取り組んでいる。

大友惣兵衛 「作物よりも先に、土を育てる!」こだわりの土造り

庄内地方にて、米や枝豆を手掛ける農家

「大友惣兵衛」は、山形県の庄内地方にて、江戸初期よりつづく農家の十六代目。枝豆や大豆、米などを手掛ける。この地域は、海から吹く「西風」と山から吹く「だし風」の影響を受ける「風の町」として知られ、稲や枝豆は、小さなうちから風を浴びて育つ。このため、背丈は伸びにくいものの、倒れにくく丈夫な作物に生育し、病気にもかかりにくいという。「大友惣兵衛」が手掛ける米は、山形県で昔から栽培されてきた、ササニシキやはえぬき。近年は、育てやすく収量の多い、新しい品種が多数開発されているが、代表の大友さんは、伝統的な品種、ササニシキに愛着がある。「しなやかな稲の姿勢と柔らかい稲穂が好き」そして、米の生産がうまくいかなかった時代から、先人たちが苦労と工夫を重ねて、品質を向上してきた歴史に「リスペクト」する気持ちがあるのだ。大友さんによると、「ササニシキは、肥料を嫌う品種」のため、栽培時には最低限の肥料しか与えない。こうして育てたササニシキは、米本来の味わいが濃く、美味しい米に育つのだ。

自然栽培の枝豆が自慢

枝豆の栽培において、「大友惣兵衛」では、農薬を使用しない、自然栽培を取り入れている。「畑から出たもの以外は畑に入れない、足さない」という信念で土づくりを行っており、肥料となるのは、その畑に生えた雑草や枝豆の茎や葉を枯らしたもののみ。枝豆などの作物は、「自分が必要な栄養分は自分で作ることができる」といい、枝豆の栽培を重ねるごとに、豆が良く育つ畑になるという。自然相手の農業のため、収量は多い時も少ない時もある、それでも「おいしかったら成功!」大友さんは、おおらかな気持ちで枝豆栽培と向き合っている。コンセプトは「からだを笑わせる枝豆」。化学肥料を使わないから、農薬を使わないから、という理屈ではなく、シンプルに「食べて美味しい!」と身体が反応するような枝豆作りを目指している。

  • 大友惣兵衛
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生産者紹介

代表:大友真樹
代表大友真樹

庄内町出身。高校を中退後、一度東京へ出て働くも、1997年に帰郷し兼業で就農。長らく自動車修理に従事していたが、2013年に家業を継ぐ形で専業に。農業は自ら考えて動いた結果が形になると、面白みを感じている。農家としてのポリシーは、「とにかく美味しい作物を作る」こと。特に枝豆は「畑から出たもの以外は畑に入れない、足さない」という信念で自然栽培を取り入れており、肥料となるのは、その畑に生えた雑草や枝豆の茎や葉を枯らしたもののみ。理屈ではなく、美味しさを追求した先に「自然栽培」があったという。現在、地域で枝豆を栽培する農家は少ないが、「うまいの作れることは分かっている!」ここにしかない味を武器に、将来的には枝豆の名産地として、地域そのものをブランド化するのが目標。周辺の農家を巻き込んで、美味しい枝豆作りに励んでいる。

店舗詳細

店舗名称 大友惣兵衛
住所 山形県東田川郡庄内町本小野方字東割45-1