山形直送計画からのお知らせ

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風通しと寒暖差に恵まれた庄内平野で、米・野菜・果物を生産する酒田市の農家。清らかな井戸水で育てるアスパラガスは、みずみずしく、ジューシーな旨味が詰まっている。

ファーム岩崎 こだわりの堆肥を活用したアスパラ栽培

稲作に最適な環境で育てるブランド米

酒田市の庄内平野は、日本有数の穀倉地帯。雄大な最上川がもたらす清らかな水に恵まれ、風通しが抜群。稲がよく育つ夏の時期は、昼夜の寒暖差が大きい。そのため、甘みと旨味を蓄えた米粒に成長する。ファーム岩崎は、そんな稲作に最適な環境で、山形のブランド米「つや姫」「ひとめぼれ」「はえぬき」を手がける農家。農薬・化学肥料の使用量を半分以下に抑えた栽培に取り組み、育てる米は「特別栽培米」として県から認証を受けている。どれも大粒で、炊きあがりの香りが芳醇。噛めば噛むほど甘みが増す美味しさで、地元民から好評だ。

深さ50mの井戸から汲み上げる、澄んだ水

山形といえば、全国的に有名なフルーツ王国。中でもさくらんぼの収穫量は、国内でトップクラスだ。多くの農家が甘みの強いさくらんぼを生産している。ファーム岩崎もその一つ。直売所では、「岩崎さんのさくらんぼは果汁がジューシー」と、人気を集めている。その美味しさについて、代表の岩崎陽一さんに伺うと、「井戸水を使っているんです。一般的な井戸に比べると深く掘ったと思いますよ」と、教えてくれた。深さは、なんと50mもあるという。地中深くの淀みのない澄んだ水を与えることで、みずみずしい果実に仕上がるのだ。

土作りにこだわったアスパラガス栽培

ファーム岩崎は、さくらんぼ以外にも、上質な水を活かして多くの野菜や果物を栽培している。たとえば、アスパラガス。食べごたえのある太さと噛むたびにあふれるジューシーな旨味に定評がある。美味しいアスパラガスに育てる秘訣の一つが、良質な土作り。代表の岩崎さんは、「土は時間と共に固くなっちゃいます。だから、苗を植える前に掘り返してやわらかくするんですよ」と、語る。土を掘り返すことで、水はけが良く、根が張りやすいふかふかの土に仕上がるそうだ。その上に施肥する、豚糞や籾殻をブレンドした堆肥の効果も大きい。土壌中の微生物が活性化し、アスパラガスがぐんぐん育つという。

  • ファーム岩崎
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生産者紹介

代表:岩崎陽一
代表岩崎陽一

酒田市にて米農家の長男として生まれる。一般企業に20年ほど勤めた後、就農した。「もともとは継ぐ気はありませんでした。リーマンショックの頃、ちょうど親父がさくらんぼの樹を植えていたので、手伝おうかなと思ったのがきっかけです」と、岩崎さん。今では、米とさくらんぼのほか、ブルーベリーやアスパラガスの栽培にも力を入れている。「農業は、天候に左右されますし、大変なことばかりです。でもお客さんから、『今年も待ってたよ』とか『もっと果物作ってほしい』という声を聞くと、やる気がでますね」と、笑顔を見せた。

店舗詳細

店舗名称 ファーム岩崎
住所 山形県酒田市手蔵田字村建12