大蔵山蕎麦ねぎぼうず
山形県最上郡大蔵村 店舗ジャンル:飲食店そばづくりに適した土地として知られる大蔵村で、つなぎを使わない十割そばを毎日手打ちする。肘折(ひじおり)温泉へ向かう道沿いにある、山あいのそば店。
そばづくりに適した、雪深い村で
大蔵村の「大蔵山蕎麦ねぎぼうず」は、十割そばを手打ちで提供するそば店だ。2017(平成29)年に開店。全国有数の豪雪地帯として知られる肘折温泉へ向かう道沿いにあり、温泉までは雪のない時期で20分ほど。大蔵村は昼夜の寒暖差が大きく、古くからそばづくりに適した土地として知られてきた。県内でも小さな村で、農家も多い。この土地の風土が育むそばの力を信じ、そば本来の香りと味わいをできるだけ純粋な形で届けたい。その想いから、十割そばにこだわった店づくりを続けている。理念は「山形の魅力あふれる一皿と精一杯の心配りでお客様の笑顔を広げます」。落ち着いた雰囲気の店内で、こだわりのそばとおもてなしを提供する。2023(令和5)年には同じ敷地内にコッペパン専門店「大蔵コッペパン」も立ち上げ、山形の素材を生かした商品づくりにも取り組む。食を通して、山形・大蔵村の魅力を伝える店であり続けることが目標だ。
挽きたての粉と水だけで打つ
看板商品は、大蔵村産「最上早生(もがみわせ)」のそば粉だけで打つ十割板そば。昔ながらのそばがきを添えて出している。使用するそば粉は、仕入れ先の農家に注文してから挽いてもらう。つなぎを一切使わず、そば粉と水だけでまとめる生地は繊細で、うまくつながらないこともあるという。畑ごと、季節ごとに粉の水分量が違うため、その日の粉の状態を見極めて水の量を調整。香り、甘み、のど越しのバランスを大切にしながら、毎日店内で手打ちしている。そばつゆの出汁は、枯本節を30分ほど煮出してとる。かえしに使う醤油は1ヶ月ほど寝かせ、辛さやえぐみを落ち着かせてから使用し、素材のうまみを引き出したつゆに仕上げている。十割そばで磨いてきた生地づくりの技は、家庭でそば打ちを楽しめる「そばねり玉」にも生かされている。いちばん難しい工程を職人が仕込み、そばねり玉・打ち粉・麺棒・そばつゆを詰め合わせた「そば打ち体験セット」も好評だ。
生産者紹介
代表佐藤奈緒
山形の食文化に囲まれて育つ。地元を元気にしたいという想いから、地元の食材を生かした料理に関心を持ち、飲食の道へ。そばを中心とした和食の現場で経験を重ねた。本当においしいそばとは何か、地元の素材をどうすればいちばん魅力的に伝えられるか。その答えを探すなかで大蔵村の風土とそばの相性に強く惹かれ、「大蔵山蕎麦ねぎぼうず」を立ち上げた。現在は代表として店の運営全般を担いながら、そば打ちや商品開発、接客、スタッフ育成まで幅広くこなす。「これからは店だけでなく、通販や体験型の商品を通じて、大蔵村の味と作る楽しさ、食の背景まで届けていきたい」と話す。何よりの励みは、お客様からの「おいしかったよ、また来るね」のひと言だ。
店舗詳細
| 店舗名称 | 大蔵山蕎麦ねぎぼうず |
|---|---|
| 住所 | 山形県最上郡大蔵村合海544-58 |













































