小国町森林組合
山形県西置賜郡小国町 店舗ジャンル:その他豊かな森林が広がる小国町に拠点を置く組合。森林の管理や木材の販売、植林などの基本活動のほか、山菜やきのこなどの「森の恵み」を販売する直売所の運営も行う。
小国町の豊かな森と資源を守る
ブナを中心とした広葉樹林が多く広がる小国町。「町全体の9割以上が森林」と言われている、自然豊かな地域だ。小国町森林組合は、この地で森林の管理や木材の販売、植林などを行い、持続可能な森の形を追求している。中でも力を入れているのは、森の健康を維持するために間引いた木材を、資源として活用する「利用間伐(りようかんばつ)」。代表理事組合長の渡部俊広さんは、「伐採した木材の大部分は、建築材として販売しています。しかし、建築材として販売できない部分が2〜3割あるんです。『大切な資源を余すことなく使い切りたい』という想いから、残りの木材をチップに加工しています」と、語る。こうして加工されたチップは、地元の小学校のボイラーや木質発電所のエネルギー資源として再利用されている。この仕組みは、全国の森林組合の中でも先進的な取り組みだ。森林所有者や地域コミュニティと手を取り合い、森の健康を向上させながら、地元の資源を有効活用。小国町の豊かな森と資源を守っている。
森の恵みを一缶に詰めて届ける
小国町森林組合は、組合員が山で採取した山菜やきのこを販売する直売所も運営。近年は生産者の高齢化に対応し、組合できのこの栽培に着手。2021年には、なめこの栽培工場を新設し、缶詰や瓶詰などの加工品販売により力を入れるようになった。背景にあるのは、「一年を通して森の恵みを提供したい」という想いと、雪深い冬期の雇用を確保したいという願い。主力商品の「なめこの缶詰」は、秋から冬にかけて徹底した温度・湿度管理のもとで育てられたなめこを使用。収穫後は、一つ一つ手作業でじくを切り揃えて缶に詰めていく。機械化できない細やかな手仕事が、素材本来の食感と風味を際立たせる。小国町の自然と共生しながら生きる人々の知恵と情熱が、一缶一缶にぎゅっと凝縮されているのだ。
生産者紹介
代表理事組合長渡部俊広
小国町出身。大学卒業後、実家が山を所持していたことをきっかけに「小国町森林組合」に入職。木材生産の管理や森林整備の補助金申請などを幅広く経験しながら、小国町の森を見つめ続けてきた。2020年に、代表理事組合長に就任。伐採した木材を資源として有効活用する仕組み作りや、加工品の販売などを牽引し、地域の組合員からも厚い信頼を寄せられている。「小国町の9割以上が森林と言われています。そんな豊かな資源を、無駄なく次世代へつないでいきたいです」と、力強く語る。
店舗詳細
| 店舗名称 | 小国町森林組合 |
|---|---|
| 住所 | 山形県西置賜郡小国町大字小国小坂町2-57 |














































