山形県産トウモロコシ

山形県北端に位置する真室川町で、数多くの野菜を栽培する「あべ農場」。今回ご紹介するのは、夏の味覚「トウモロコシ」です。農場がある真室川町は、昼夜の気温差が大きい地域。この気候が、あま～いトウモロコシを育みます。太陽の光を浴びる日中に糖分をたっぷり作り、気温が下がる夜は糖分を実に蓄えるのです。かぶりついた時のみずみずしくてジューシーな味わいが魅力。茹でたり、こんがり焼いたり、思い思いにかぶりついてください！

あべ農場が目指すのは、「安心・安全でおいしい野菜」を作ること。そのため、野菜の生育環境の整備に特に力を入れています。トウモロコシの畑でこだわっているのは、ミネラル豊富な土づくり。米糠、菜種油かす、カルシウムなどを混ぜ、じっくりと発酵させた有機質の堆肥を使用。土中の微生物を活性化させ、農作物の生育を促します。ミネラルたっぷりの土壌で育ったトウモロコシは、えぐみが少なく、甘い仕上がりになるんです。

あべ農場では、トウモロコシの品質を上げるため、摘果の工程を大切にしています。1株につける実は1本のみ。そのほかはすべて取り除きます。養分の分散を防ぎ、残った実にしっかりと栄養を集中させるためです。こうすることで、味が濃く、甘みがぎゅっと詰まったトウモロコシに育つのです。「手間を惜しまず、ひとつひとつの実を大切に育てる」「量よりも質を重視する」。これが、あべ農場のこだわりです。