山形直送計画からのお知らせ

2026年の「ラ・フランス」は本日解禁!

明治時代に創業した、天童市の製麺所。看板商品の乾麺「天狗そば」は、玄そばを自社で挽くことで、香り高く仕上げている。古くから地元の人々に親しまれる味わいだ。

山本製麺 1日半かけてじっくりと乾燥

明治から続く、乾麺ひと筋の製麺所

天童市の山本製麺は、そば・うどん・そうめんなどの乾麺を手がける製麺所だ。創業は1887(明治20)年。当初より、製粉から製麺までを自社で手がけてきた。「当時は、今のような乾燥室がなく、打った麺を近くの神社に運んで干していました。私の祖父の代まで続いた光景だそうです」と、5代目・山本和栄さんは語る。看板商品は、商売の神様として伝わる天狗を冠した乾麺「天狗そば」。地元のリピーターが多く、親子3代にわたって食べ続けている方もめずらしくない。山本製麺では、山形県産をはじめとする国産の玄そばをシーズンに合わせて仕入れ、自社で製粉するのがこだわりだ。「山形県はそば産地としても知られています。置賜地域・庄内地域・村山地域など、県内各地でそばを栽培しています。盆地ならではの寒暖差が、質の高いそばを育てるんですよ」と、山本さんは教えてくれた。

殻まで丸ごと挽き込んだ「天狗そば」

山本製麺のものづくりの軸は、自社製粉だ。製粉から手がける製麺所は、県内でもわずか数軒だという。「うちで仕入れているのは、等級が1等の玄そば。殻まで丸ごと挽き込み、風味豊かな『挽きぐるみ粉』にして使用しています」と、山本さん。厳選した玄そばは、風味が飛ばないよう時間をかけてゆっくりと挽くことがポイントだ。製粉は製麺スケジュールに合わせて行い、挽いてから3日以内の加工を徹底。そば粉に小麦粉をブレンドし、香りが強く、ほど良いコシのある「田舎そば」に仕上げている。また、仕上げた麺の乾燥も大事な工程。熱をかけず、自然乾燥に近い形で1日半かけて行う。温度差が割れの原因になるため、温度管理が欠かせないという。特に湿度が低い冬場は、注意が必要だ。こうしてつくられた天狗そばは、今では通販での販売が主流となっている。お中元やお歳暮の贈り物としても人気が高く、贈られた方が今度は自分の贈り物に使うことも多い。

  • 山本製麺
  • 山本製麺
  • 山本製麺
  • 山本製麺

生産者紹介

5代目:山本和栄
5代目山本和栄

天童市出身。大学卒業後は商社で営業として働く。いずれは家業を継ぐつもりでおり、24歳でUターン。現在は5代目として、「山本製麺」を受け継ぐ。大切にしているのは、自社製粉であること。そして、長く愛されてきた味を守ることだ。「天狗そばしか食べられない」「昔父とよく食べていて、検索したら見つけたので買いました」など、お客様の声がやりがいにつながっている。「天狗そばを囲んできた食卓の思い出を知り、それぞれの家庭を垣間見ることができるとうれしいですね。天狗そばのことを『うちのそば』と呼んでくれているお客様もいます」と、山本さんはほほ笑む。

店舗詳細

店舗名称 山本製麺
住所 山形県天童市大字矢野目2442-5