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東根市神町営団地区で3代続く果樹農家。植物が持つ力を活かして育てた果物は、濃厚な味わいと評判。その美味しさは音楽のように心を満たし、特別な時間を提供してくれる。

おいしさ奏でる 西村果樹園 家族のほとんどが吹奏楽経験者

初代が開拓した土地を守り、3種類の果物を育てる

「おいしさ奏でる 西村果樹園」は、東根市神町営団地区の歴史ある果樹農家。園主・西村淳志さんの祖父が、一面松林だった土地を開拓したことから始まった。「じいちゃんたちがこの土地に合うものをいろいろと試した結果、果物がぴったりだったんです」と、西村さん。そんな園地で今も、ラ・フランス、さくらんぼ(佐藤錦)、りんご(ふじ)の3品目の栽培を続けている。「おいしさ奏でる」という特徴的な屋号を掲げた理由は、果物と音楽の共通点にあるという。「どちらも必需品ではないけれど、心を満たし、ちょっと特別な時間を提供してくれるものです。うちの家族が吹奏楽をしていて、音楽との関わりが深かったこともあり、この名称にしました」と、西村さんは教えてくれた。同園が目指すのは、「明日地球が終わるとしたら最後に食べたい」と思い出してもらえるような果物作り。代々受け継がれる園地を大切に守り、これからも美味しい果物を作り続けていく。

果物の底力を引き出す環境と栽培

園地がある東根市神町営団地区は、水はけが良く痩せた土地で、盆地特有の激しい寒暖差がある。一見過酷に思えるこの環境こそが、同園の果物の美味しさの秘密だ。「栄養が少ない分、実は大きくなりにくいです。けれど、果物が頑張って生きようとするので、一つ一つに味がぎゅっと凝縮するんです」と、西村さんは語る。痩せた土地で生き抜こうとする果物の底力を信じ、肥料も必要最低限の量にとどめているという。さらに昼夜の寒暖差は、甘みのもととなる養分を、実の中により多く溜め込ませるため、濃厚な甘みの果物に仕上がる。だから同園が手掛けた果物は「味が濃くて美味しい」と評判で、リピーターも多い。そんな自慢の果物の美味しさを一年中味わってほしいと、同園では加工品作りにも注力する。中でも「焼肉のタレ」は、地元の果樹研究会のお母さんたちが作っていた伝統の味を受け継ぐ逸品。半分以上が果物と野菜でできたタレのやさしい味わいが、幅広い世代の心を掴んでいる。

  • おいしさ奏でる 西村果樹園
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生産者紹介

園主:西村淳志
園主西村淳志

東根市出身。長男として実家の果樹園を継ぐことを志し、農業関係の専門学校へ進学。20歳の時に就農し、3代目として代々受け継がれてきた園地を守り続けている。日々のモチベーションは、購入客から「ここの果物が一番美味しい」「また来年も買いたい」と言ってもらえることだという。「このあたりは果物の激戦区。その中からうちを選んでもらい、リピーターにまでなってもらえるのは、本当にありがたいです」と、喜びをにじませる西村さん。「今後は伝統ある品種を守りつつ、環境変化にも対応できる品種や、県内ではまだ珍しい果物の栽培にも挑戦していきたいですね」と、力強く語った。

店舗詳細

店舗名称 おいしさ奏でる 西村果樹園
住所 山形県東根市神町営団大通り112号