山形直送計画からのお知らせ

「ラ・フランス」の出荷が始まりました

河北町にて、牛・豚・鶏肉の食肉卸・惣菜製造を行う食肉加工会社。主力は、山形牛の中でも特に上質な「雪降り和牛」。雪深い尾花沢市で育った牛の肉は、旨味がまろやかだ。

サンミート吉田 新鮮な肉を使った手作りの惣菜も好評

山形牛の中でも上質な「雪降り和牛」

サンミート吉田は、河北町にある食肉加工会社。牛肉・豚肉・鶏肉といった精肉の加工から、惣菜や調味料の製造まで幅広く手がけている。中でも主力は、ブランド牛「山形牛」。一口に山形牛と言っても、同社が扱うのは特に上質な肉。尾花沢市で育った「雪降り和牛」だ。尾花沢市は、越後高田、飛騨高山と並んで「日本三雪」と称される豪雪地帯。夏は暑く、冬は極寒で、気温差は約50度になることもあるという。厳しい環境ゆえに、牛は激しい寒暖差を乗り越えるため、脂肪分を蓄える。その結果、霜降りと赤身のバランスが絶妙な上質な肉に仕上がるそうだ。「とろけるような食感」「まろやかな旨味」と、地元のファンが多い。

仕入れのポイントは、「仔牛の産地」と「飼料」

2代目の吉田圭佑さんに、牛肉を仕入れる際のこだわりについて聞いてみた。「まず、どこで産まれた仔牛かが重要になってきます。うちでは、石垣島産まれの孔子を一つのポイントとしていますね。その後、約2年間、山形県尾花沢市で成長した牛を買い付けています」と、吉田さん。石垣島の牛は、サトウキビを食べて育つという。牛は、飼料に含まれる繊維をエネルギー源にする家畜。一般的な牧草に比べて、サトウキビは繊維が豊富な分、より健康が保たれるのだ。吉田さんは、さらに厳選。大人になってからトウモロコシを食べて育った牛を選んでいるという。トウモロコシも、繊維が多い上に、栄養価が高い。産地と飼料を見極めるからこそ、肉質の良い牛肉を消費者に提供できるのだ。

山形牛入りの牛タンハンバーグ

サンミート吉田が手作りする惣菜は、地元の道の駅などで販売している。人気商品の一つが、山形牛入りの牛タンハンバーグ。ジューシーな赤身肉の旨味と、牛タンのコリコリ食感がたまらない。使用する山形牛は、もちろん「雪降り和牛」だ。牛タンは、北米産。北米では、一般的な牧草ではなく、穀物を食べさせて肥育している。そのため、牛タン特有の臭みが少なく、やわらかい肉質に仕上がるという。子どももお年寄りも食べやすいことから、夕飯の一品として買い求める地元民が多いそうだ。

  • サンミート吉田
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生産者紹介

2代目:吉田圭佑
2代目吉田圭佑

河北町出身。調理師専門学校を卒業後、上京。国産・輸入食材を幅広く扱う食品会社に3年間勤め、精肉をはじめ世界の食材について学んだ。23歳の時に、地元にUターンし、父親が経営していたサンミート吉田に就職。営業マンとして販路を開拓しつつ、食肉加工の経験を積む。吉田さんは、「種類や部位によって繊維の入り方が違うので、最初は苦労しましたね」と、振り返る。やりがいは、消費者の声を聞くこと。「うちが目利きしたお肉は東京のレストランにも卸しています。お店の人からお客さんの喜びの声を聞けると、励みになりますね」と、笑顔を見せた。

店舗詳細

店舗名称 サンミート吉田
住所 山形県西村山郡河北町谷地中央3丁目13-7