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「街のお菓子屋さん」として、古くから地元で親しまれる名店。創業時から作り続けるどら焼きの餡子を使った「あんバターサンド」は、幅広い世代から人気を集めている。

大阪屋 創業から100年以上愛されてきた老舗

自家製餡子を使った和菓子が自慢

山形県最上地方に位置する新庄市で、古くから親しまれている和洋菓子店「大阪屋」。銀座や横浜の洋菓子店で経験を積んだ、4代目・齋藤豪さんが中心になって経営している。現在は、餡子を使った和菓子のほか、ケーキや焼き菓子、デコレーションケーキの販売も行う。「もともとは、私の曽祖父が創業した和菓子屋です。今では、創業100年以上になりますね。当時は、どら焼き・まんじゅう・羊羹など、主に餡子を使った和菓子を作っていたそうです」と、齋藤さんは語る。大阪屋では、和菓子の種類によって餡子の甘さを変えているそう。中でも「どら焼き」は、創業時から作り続けている看板商品。「大阪屋さんのどら焼きの餡子はくどくない」と、幅広い世代から好評だという。

長年作り続ける和菓子と洋菓子の融合

大阪屋が洋菓子を作るようになったのは、齋藤さんが4代目を継いだタイミング。「Takeshi Saito」というブランド名で、ケーキや焼き菓子のほか、和菓子と洋菓子を融合させた商品を販売している。「和菓子と洋菓子って、それぞれの文化も、作る気候も、使う材料もまったく違うんです。本気で和菓子と洋菓子を融合させようと思うと、かなり難しいんですよね。糖度のバランスや味のマリアージュを考えながら、和菓子の食材を洋菓子に落とし込みます」と、齋藤さん。大阪屋が長年受け継いできた味と、パティシエとしての技術を掛け合わせて、唯一無二のお菓子を手がけている。中でも、どら焼きの餡子をバターサンドに合わせた「あんバターサンド」は、齋藤さんの自信作。餡子・バタークリーム・クッキーのバランスが絶妙だ。サクサクほろほろとした食感のクッキー生地には、山形県産の小麦粉を使用している。「甘さ控えめな餡子と軽さのあるバタークリームが相性ぴったり!」と、多くのファンを持つ人気商品だ。

  • 大阪屋
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生産者紹介

4代目:齋藤 豪
4代目齋藤 豪

新庄市出身。高校卒業後、東京の製菓専門学校へ進学。銀座の「ピエスモンテ」で4年間、横浜の「YUJI AJIKI」で10年間、パティシエとしての経験を積む。「もともと実家は和菓子屋でしたが、いろんなジャンルのお菓子を作れた方が良いと思い洋菓子の道へ進みました。YUJI AJIKIでセカンドシェフを務める中、そろそろ自分で表現するほうにシフトしたいと考えるようになったんです」と、齋藤さんは語る。2020年、家業である「大阪屋」の4代目を継ぐためにUターン。その後は、パティシエとしての経験を活かして、ケーキや焼き菓子などの洋菓子を幅広く展開。創業時からの看板商品「どら焼き」の餡子を使用した「あんバターサンド」をはじめ、和菓子と洋菓子を融合させた商品開発にも力を入れている。「『地方から発信する最先端』をテーマに、今までにないお菓子を山形から全国に届けていきたいです」と、力強く語る。

店舗詳細

店舗名称 大阪屋
住所 山形県新庄市鉄砲町9-24