本間菓子舗
山形県鶴岡市 店舗ジャンル:和洋菓子店・パン屋あつみ温泉にある1948年創業の和菓子店。看板商品「あつみまんじゅう」をはじめとする、職人の手で丁寧に仕上げた和菓子は、地元民から観光客まで魅了してやまない。
歴史ある温泉地で、70年以上愛される和菓子店
庄内地方の南部に位置する、豊かな自然に囲まれたあつみ温泉。開湯から1200年以上の歴史を持つこの温泉地で、1948(昭和23)年から暖簾を掲げるのが「本間菓子舗」だ。「もともとは、あつみ温泉名物の朝市で、祖母が羊羹などの和菓子を販売していたんです。それを受け継いで、父が店舗を構えました」と、代表の本間展(ひらく)さんは教えてくれた。創業当初から親しまれる「くるみ羊羹」や、先代が生み出した看板商品「あつみまんじゅう」など、大切に守り続ける伝統の味は、観光客だけでなく地元客から厚い支持を得る。「ご贔屓にしてくださっている地元のお客様に、いつまでも美味しいと言ってもらえるよう頑張りたいと思っています」と、本間さんは語る。近所の子どもたちが嬉しそうにやってくる風景は、まさに地域に愛される店そのもの。お土産としての華やかさだけでなく、地域の日常に寄り添い続ける温かさが、この店の誇りだ。
こだわりのあんこが要。丁寧な手仕事が生む和菓子
本間菓子舗の和菓子の要となっているのが、あんこ。ゆべし以外、ほぼすべての商品に使われている。主原料の小豆は、厳選した北海道産のもの。隠し味に、隣接する新潟県村上市の名産品「笹川流れの塩」を使用するのがポイントだ。「1回に炊く30kgのあんこに対し、ひとつかみの塩を加えます。このマイルドな塩気が甘みを引き立たせ、味の輪郭が引き締まるんです」と、本間さんは語る。同店が手掛ける和菓子は、どこまでもシンプル。必要最低限の選び抜いた素材だけを使用した、やさしい味わいが魅力だ。だからこそ、製造過程では一瞬の油断も許されない。あんこの場合は、釜からあげるタイミングが1分ずれるだけで、硬さが変わってしまうほどシビア。季節ごとに異なる気温・湿度に合わせて、職人の手で繊細に管理することで、安定した品質に仕上げることができる。毎日感覚を研ぎ澄まして、素材と向き合う丁寧な手仕事。その実直さこそが、美味しい和菓子を届け続けることができる理由だ。
生産者紹介
代表本間 展
あつみ温泉で生まれ育つ。もともと和菓子とは関係のない職に就き、東京で5年、地元の旅館で10年ほど働く。先代が体調を崩した際、「店がなくなるのは嫌だ」という強い想いを抱き、28歳で和菓子の道へ。旅館勤務と両立しながら修行を重ね、34歳の時に「本間菓子舗」の4代目として後を継いだ。そんな本間さんのモチベーションは、地元客の存在。「近所の小さい子やおばあちゃんが、よく買いに来てくれるんです。そうした地元のお客様が喜んでくださるのが、一番のやりがいです」と、本間さんは笑顔を見せた。
店舗詳細
| 店舗名称 | 本間菓子舗 |
|---|---|
| 住所 | 山形県鶴岡市湯温海甲55 |














































