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江戸末期に創業した寒河江市の蔵元。「一から自分たちで造る」ことを大切にした味噌・醤油造りを行う。看板商品の「月山山吹みそ」は、全国味噌鑑評会で上位入賞する逸品だ。

マルタ醸造 地元客から厚い支持を得る

江戸時代から地域に根付く味噌醤油蔵

マルタ醸造は、寒河江市で味噌や醤油を製造する蔵元。黒船来航の時期ともほど近い、1863(文久3)年創業の老舗だ。途中、兼業していた呉服店との分家を経て、昭和以降に現在の場所に定着したという。当時について、代表取締役社長の工藤裕之さんは「月に一度、各家庭に御用聞きに伺って販売する、昔ながらの醤油屋でした。寒河江市近辺は、もともと同様の醤油蔵が多く点在する地域だったんですよね」と、教えてくれた。昭和30年代に入ると、高度経済成長によるライフスタイルの変化に伴い、味噌を作る家庭が減少。需要が増えたことを受け、味噌の製造も開始したという。マルタ醸造が創業当初から大切にしているのが、「一から自分たちで造る」こと。「うちでは味噌・醤油とも、大豆から一貫して製造しています。めんつゆに使うだしも、毎回素材から煮出して取っているんですよ」と、工藤さんは語る。近年は、味噌・醤油のほか、自慢の自家製米麹を使った甘酒も人気。地域に根付く蔵元として、地元客を中心に愛され続けている。

全国味噌鑑評会で上位入賞する「月山山吹みそ」

マルタ醸造の看板商品は「月山山吹みそ」。地元を中心に多くのファンを持つ味噌だ。その美味しさの秘密は、随所にある。まずは、材料。味噌の主原料となる大豆と米は、国内産や山形県産の厳選したもののみ。仕込み水には、月山や朝日連峰を水源とする、清らかな水を使用する。次に、米麹の徹底した管理。木造の麹室の中で、三日間にわたり手作業で手入れして育成する。「味噌の旨味を引き出す『酵素』をたくさん出してもらうためには、温度を上げすぎないことが大切です。麹は成長とともに、だんだんと発熱します。だから、職人の手で温度を確認して、ちょうど良い温度になるよう厚みを調整するんです」と、工藤さん。そして、味噌の美味しさの決め手となるのが「天地返し」。天地返しとは、味噌を桶から桶へ移す作業のこと。これを繰り返し、味噌を空気に触れさせることで、酵母菌の活動が活発になり、より風味が引き立った味噌に仕上がるという。そんなこだわり尽くしの「月山山吹みそ」は、全国味噌鑑評会で何度も上位入賞するなど、プロも太鼓判を押す逸品だ。

  • マルタ醸造
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生産者紹介

代表取締役:工藤裕之
代表取締役工藤裕之

寒河江市出身。大学卒業後、家業のマルタ醸造に入る。製造や営業など、さまざまな業務をこなしながら、必要な知識・技術を少しずつ身につけたという。現在は代表取締役社長として経営を担いつつ、米麹の管理にも携わる。「麹は生き物なので、夜間や早朝でもしっかりと温度を管理します。これは入社してからずっと行っている仕事です」と、工藤さんは語る。やりがいについて伺うと、「醤油でも味噌でも、出荷前には品質チェックのために味見をします。そこで『うん、うまい!』と思えた時に、一番のやりがいを感じますね」と、笑顔を見せた。

店舗詳細

店舗名称 マルタ醸造
住所 山形県寒河江市白岩94