山形直送計画からのお知らせ

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山形県ではめずらしく、いちごの栽培にも力を入れている果樹農家。「果物で感動と笑顔を」という想いのもと、観光いちご園「15〇」の運営や加工品の販売も行う。

Farm Suzuki 果物を通して、さまざまな縁をつなぐ

観光いちご園を営む果樹農家

県の中央に位置する東根市は、県内有数の果樹産地。さくらんぼの代表品種「佐藤錦」の発祥の地としても知られている。Farm Suzukiは、古くからこの地で果樹栽培を専門に行ってきた。3代目・鈴木拓矢さんは、「私たちの果樹畑はもともと松林で、戦時中から戦後にかけて先々代が開拓した土地なんです。当初は米を作る予定でしたが、果樹栽培に適した水はけの良い土地だったので、りんごやぶどうを作っていたそうです」と語る。現在は、ラ・フランス、さくらんぼ、桃のほか、ハウスでいちごの栽培もしている。また、2022年には観光いちご園「15〇(いちごえん)」をオープン。シーズン中は、いちご狩りや加工品の販売を行っている。「妻の前職が福祉関係ということもあって、バリアフリー設計にこだわりました。お客さんの顔を直接見られるので、よりやりがいを感じるようになりましたね」と、鈴木さんは笑顔を浮かべる。

時間をかけて旨味を蓄える、山形県産いちご

Farm Suzukiでは、11月~5月にかけていちごを栽培している。栽培をはじめたのは、1998年のこと。当時、鈴木さんを含めた地元の若手農家が集まって「いちご倶楽部」を立ち上げ、いちご栽培の研究を行っていた。「山形は冬場の日照時間が少なく、寒暖差が大きいため、冬いちごの栽培には適していないと言われてきました。だから、周りの農家からは『山形でいちごは無理だろう』という声もたくさんありましたね」と、鈴木さん。3年ほど研究を重ね、次第に収量が安定してきたという。栽培のポイントは、ハウス内の温度管理。果物は昼夜の寒暖差があることで旨味を蓄えるが、いちごは寒すぎると休眠期に入ってしまう。いちごが休眠しないぎりぎりの温度を保ちながら、24時間体制で管理しているそうだ。「山形の環境では、いちごが色付いて収穫できるようになるまで、長い時間がかかります。そのため、じっくりと旨味を蓄えて、甘みや酸味のバランスが整えられるんです。デメリットと言われてきた部分が、むしろメリットになりましたね」と、鈴木さんは笑う。

  • Farm Suzuki
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生産者紹介

3代目:鈴木拓矢
3代目鈴木拓矢

東根市出身。地元の農業高校を卒業後、果樹栽培に強い長野県の農業大学校へ進学。卒業後、ニュージーランドへ研修に行き、現地のさくらんぼ農家で働きながら、輸出をする際の梱包や出荷の仕方などを学ぶ。その後、実家に戻り就農。先々代が作っていたラ・フランスやさくらんぼを受け継ぎつつ、1998年からいちごの栽培にも挑戦する。「農業の面白さは、『これで良し』っていう正解がないところ。毎年なにかしらの課題が出てきて、そのたびに悩んで、それが面白いところですね。こう見えて、根っからの職人気質なんですよ」と、鈴木さんはやさしく微笑む。

店舗詳細

店舗名称 Farm Suzuki
住所 山形県東根市神町営団大通り66