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ホップの一大産地である長井市で、地産食材を副原料として使ったクラフトビールを造るビール醸造所。個性豊かなラインナップを通じて、山形の食文化の魅力を発信している。

長井ブルワリークラフトマン 長井産の素材を活かしたクラフトビールの醸造所

ホップの街・長井市初のビール醸造所

古くからホップの栽培が盛んな地域として知られる長井市。ビールにゆかりの深いこの街を縦断する、国道287号線沿いに店を構えるのが、長井市初のビール醸造所「長井ブルワリークラフトマン」だ。代表の村上さんが、ビール醸造を志したきっかけは、「長井市はクラフトビールが造れそうだね」という、友人の言葉だった。「最初は、その場の軽いノリで話す程度だったんですが、その後いろいろと調べていくうちに、ビールを造りたい気持ちが強くなっていきました」と語る。長井市の企業の2代目が集まる親睦会で、ビール醸造についてプレゼン。プロジェクトに賛同してくれた4人のメンバーとともに、2017年に合同会社萩志会クラフトマンを設立。県内外の醸造所で研修を重ね、2018年3月に酒造免許を取得。晴れて「長井ブルワリークラフトマン」開業に至った。「現状、地産のホップは、期間限定で少量仕込む程度」と村上さん。しかし、「ゆくゆくは、全て長井産のホップでビールを造りたい」と展望を語る。地域の資源のみを使用した、純・長井産のクラフトビール造りを目指している。

日本人の体に染み渡るビール

海外におけるビール醸造では、使用する水は「硬水」の場合が多い。しかし、日本国内の水道水は、そのほとんどが「軟水」だ。そのため、国内のビールメーカーは、ナトリウムなどを添加し、硬水に近づけた水でビールを仕込むことが慣例となっている。朝日連峰を水源とした長井市の水は、カルシウムやマグネシウムの含有量が少ない超軟水。一見、手を加えた方が良いように感じる。しかし、長井ブルワリークラフトマンは、そのまま使うことにこだわっている。「普段から口にしている水の方が、日本人の体に合っていると思うんです」と、村上さん。あえて余計な手を加えず、口当たり滑らかな水で仕込むことで、体に染み渡るような味わいのビールに仕上げている。

ビールで山形の食文化の魅力を発信

村上さんは、ビール醸造を始める際、「せっかくビールを造るなら、その土地ならではのビールでなければ意味がない」と考えていた。そこでこだわったのが、地元・長井市で採れる食材を使用すること。江戸時代に置賜地域を治めていた上杉鷹山公が、質素倹約令で推奨した野草「ひょう」、長井市の春に欠かせない野草「くきたち菜」、山形県を代表する大豆「秘伝豆」の3つの食材を、メインラインナップの副原料に決定。また、期間限定で、長井市内の山に自生する「山山椒」を使ったビールも醸造している。長井市ならではの食材で造られるビールは、どれも個性豊かで奥深い味わいが魅力だ。村上さんが目指すのは、「山形の食文化を語れるビール」。「飲んだ瞬間に、その土地の空気まで思い浮かぶような、そんな味わいのビールを造りたいと思っています」と、熱く語る。長井ブルワリークラフトマンの飽くなき挑戦から、今後も目が離せない。

  • 長井ブルワリークラフトマン
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生産者紹介

代表:村上滋郎
代表村上滋郎

長井市出身。東北芸術工科大学を卒業後、京都市立芸術大学の大学院に進学。関西を拠点に、現代美術アーティストとして活動する。2013年にUターンし、母校の副手として勤務。後進育成に携わりながら、アーティストとしての立場から地域貢献活動にも積極的に取り組む。2017年、合同会社萩志会クラフトマンを設立。2018年3月に酒造免許を取得し、「長井ブルワリークラフトマン」を開業。現在に至る。「ビール醸造は、絵の具を調合する感覚に似ている」と村上さん。「麦芽、ホップ、酵母それぞれに多くの種類があり、量や入れるタイミングの組み合わせ次第で、ほぼ無限にビールが造れる。その面白さに魅了されています」と語る。「自社のビールをきっかけに、長井市や山形の文化に興味を持ってもらえたら嬉しいですね」と、熱く語ってくれた。

店舗詳細

店舗名称 長井ブルワリークラフトマン
住所 山形県長井市泉677-11