山形直送計画からのお知らせ

#山形直送計画で買ったよ キャンペーン 3月のプレゼント

酒田市で95年以上続く木工所。代々継承される指物技術で、伝統工芸品「船簞笥」の製造を続けている。可愛らしい表情が魅力の「ねこけし」は、国内外で高い評価を受ける。

加藤木工 北前船の寄港地として栄えた酒田市の木工所

酒田市の伝統工芸品「船簞笥」を継承

酒田市の加藤木工は、1930(昭和5)年に創業した木工所。金属製の釘を使わずに木材を組み合わせる指物(さしもの)に特化し、代々その技術を受け継いでいる。代表商品は、酒田市の伝統工芸品「船簞笥(ふなだんす)」。江戸〜大正時代に、船乗りの貴重品入れとして廻船に携えられていた箪笥だ。「北前船の寄港地だった酒田市は、新潟県の佐渡小木・福井県の三国と並ぶ、船簞笥の三大名産地の一つです。職人技による機密性の高さが特徴で、水に浮かべても沈みません」と、4代目の加藤渉さんは教えてくれた。その船簞笥も、時代の変化に伴い需要が減少し、一時は途絶えかけたという。しかし、貴重な伝統工芸品を絶やしたくないという想いから、加藤さんが製造を再開。さらに、船簞笥の装飾的な美しさに着目し、海外にも販路を拡大。美術品として人気を集めているそうだ。「『ものを大切に』が、先代からの教えです。酒田が誇る文化を大切に守り、次の世代につないでいきたいと思います」と、加藤さんは意気込む。

伝統工芸や国産木材の魅力を伝える「ねこけし」

船簞笥に次ぐ商品として、加藤木工が開発したのが「ねこけし」。得意とする木材加工技術を活かし、廃棄される国産ヒノキ材をアップサイクルして作った猫型のこけしだ。「より多くの人に手に取ってもらいたいと思い、近年人気の『猫』と『こけし』を組み合わせました。この商品をきっかけに、伝統工芸や国産木材の魅力を知ってもらえればと考えています」と、加藤さんは語る。こだわりは、サイズとフォルム。旅先にも連れて行きたくなるような、手のひらに収まるほどのサイズ感を目指した。また、可愛らしさはありつつも、きちんと猫に見える形状を追求。電機メーカーでエンジニアとして働いていた加藤さんが、3次元設計スキルを駆使して、細部まで作り込んでいるそうだ。さらに、表情はすべて手描き。一体一体異なる味わい深い表情も魅力となっている。そんな「ねこけし」は、国内外で高い評価を受ける。国内においては、「OMOTENASHI Selection 2024」「第10回新東北みやげコンテスト」など、数々の賞を受賞。海外では、イベント販売する度に完売するほどの人気ぶりを見せているという。

  • 加藤木工
  • 加藤木工
  • 加藤木工
  • 加藤木工

生産者紹介

4代目:加藤 渉
4代目加藤 渉

酒田市出身。電機メーカーやインテリア会社などを経て、2019年に家業の加藤木工に入社。約30年ぶりに船簞笥の製造を復活させ、途絶えかけていた伝統の継承に尽力している。さらに、芸術作家としての活動経験を活かして、船簞笥の海外展示・販路開拓にも挑戦する。「『伝統工芸で酒田市に繁栄を取り戻す』をキャッチフレーズに活動しています。『ねこけし』などの商品をきっかけに、まずは酒田に来ていただきたい。そして、船簞笥の認知拡大につなげていきたいです」と、加藤さんは力を込めた。

店舗詳細

店舗名称 加藤木工
住所 山形県酒田市北今町7-47