【山形直送計画】男山酒造の通販ギフトお取り寄せ

山形直送計画からのお知らせ

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[山形直送計画からのお知らせ]2025年06月02日

山形市で江戸時代から続く酒造メーカー。ミネラル豊富な蔵王連峰の伏流水を使って仕込んだ、すっきりとした味わいの日本酒は、地元を中心に多くのファンを魅了する。

歴史と伝統を感じる佇まい

地域に根ざす、寛政元年創業の酒造メーカー

男山酒造は、山形市にある酒造メーカー。寛政元年に創業し、日本酒の製造一筋で、代々受け継がれてきた。代表銘柄は、「羽陽男山（うようおとこやま）」。じつは、「男山」という名を冠した酒は、全国各地にある。専務の尾原俊之さんに伺うと、もともとは京都の石清水八幡宮がある山の名前だという。「清酒発祥の地とされる兵庫県の伊丹市で、その名にあやかった『男山』という酒が造られ、江戸で圧倒的な人気を博しました。その人気を受けて、各地で『男山』を名乗る酒が登場し始めたようです」と、尾原さんは語る。「男山」は美酒の代名詞であり、「その土地にある良い酒」であることへの誇りが込められているのだ。「羽陽男山」の代表的な商品は「壺天（こてん）」。全国新酒鑑評会で金賞受賞歴がある、同社の中でも最高峰の日本酒だ。また、飲食店などで提供するリーズナブルな日本酒も手掛けており、地元を中心に愛されている。

食事を引き立てる、すっきりとした辛口の日本酒

男山酒造が造る日本酒は、あくまで脇役。単品で楽しむことを目的とした酒ではなく、食事を引き立てるための酒だという。「まずは食べることが先ですよね。だから、甘みや香りを控えめにした、食事に合うような酒造りをしているんです」と、尾原さん。そのすっきりとした味わいを生み出すのが、蔵王連峰から来る伏流水。「県内でもトップクラスのミネラル分の多さと言われています。ミネラル分に含まれる渋みや苦味などによって、甘みが尾を引かない、キレの良い味に仕上がるんです」と、教えてくれた。また、ミネラル分は酒を発酵させる酵母の栄養になるため、それが多いと「完全発酵」の状態になりやすいのだそう。完全発酵とは、日本酒になる前の「もろみ」の段階で、酵母が糖分を分解し尽くすこと。残る糖分が少なくなるので、辛口の日本酒を造ることができる。「あっさりとした和食はもちろん、お好みの料理に合わせて楽しんでください」と、尾原さんは語る。

生産者紹介

専務尾原俊之

山形市出身。大手ビール会社で流通について学んだ後、男山酒造に入社した。酒造りをする上で大切にしているのが、掃除。「アルコールを造るのは人間ではなく微生物。彼らにとって良い環境を整えることが大事なんです。だから、従業員にも掃除をするように常日頃から話しています」と、尾原さん。やりがいを感じるのは、自分たちの酒を美味しいと飲んでもらうこと。「やはり『美味しい』と言っていただけることが一番の喜びですね。イベント出店の時などは、直接その声が聞けるので、喜びもひとしおです」と、語る。