予約注文：山形県産 小玉スイカ「ピノ・ガール」

上山市の果樹園・木村フルーツから、スイカをご紹介します。品種は「ピノ・ガール」という小玉種です。最大の魅力は、種が小さいこと。一般的なスイカの約1/4サイズなので、食べる時に気にならず、スイカの種が苦手な方にもおすすめですよ。また、糖度は13度程度と、スイカの中でも特に甘みが強く、皮が薄くて果肉がぎっしり詰まっているのも特徴。大玉スイカのようなシャリシャリ食感も楽しめます。

品質の高いスイカを育てるために行うことの一つに、摘果があります。代表の木村さんは「1株に7〜8個の実を付けますが、5個ほどに間引きます。より栄養が凝縮するので、大きく甘く育つんですよ」と話します。また、水やりも大切な作業なのだそう。生育状況や天候を見ながら、適切な量の水を与えます。「水は成長のために必要ですが、じつは収穫直前は水やりを控える方が、糖度が上がり甘くなるんです」とも教えてくれました。

蔵王連峰の山々に囲まれた上山市は、果物栽培に適した土地。その理由の一つに、盆地特有の昼夜の寒暖差があります。植物は、昼間に光合成をして養分を作り出します。夜間に気温が大きく下がることで、より多くの養分を実にため込むので、甘くて美味しい果物が育つのです。さらに木村さんは「上山盆地は、なだらかな扇状地が多くを占めています。その水はけの良い土壌が、果物の栽培にぴったりなんです」と教えてくれました。