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「ラ・フランス」の出荷が始まりました

自ら経営するスーパーに店を構える精肉店。熟練の目利きで良質な肉を厳選。山形県産豚肉を自家製味噌ダレに漬け込んだ「豚肉の味噌漬け」は、リピーター絶賛の看板商品だ。

吉田畜産 「よしだのお肉」で親しまれる人気店

豊富な品揃えが人気の精肉店

山形市にある吉田畜産は、自ら経営するスーパー「ショッピングセンター吉田」の中に店舗を構える精肉店。社長の吉田昌永さんがせりに足を運び、肉を仕入れている。ラインナップは、山形牛や米沢牛といったブランド牛から、山形県産の豚肉、鶏肉、羊肉まで幅広い。中でも牛肉と豚肉は、用途や部位ごとに豊富な種類を取り揃える。ステーキ用が約50種類、すき焼き用が約70種類、しゃぶしゃぶ用が約30種類。焼肉やバーベキュー用にいたっては120種類以上もある。それらをふんだんに使った惣菜も人気。メンチカツ、豚のヒレカツサンド、カツ丼に牛めし弁当と、どれも肉を堪能できるものばかりだ。そんな吉田畜産は、100年以上の歴史がある。名前の通り、もともとは豚や牛を肥育していた畜産農家だったという。代を重ねるごとに、現在のように精肉を小売りする形態にシフトしていったそうだ。社長の吉田さんは4代目。代々受け継いできた目利きで、日々、肉と向き合っている。職人こだわりの肉を求めて、夕飯時は地元民で大賑わい。週末は宮城や新潟など県外からの観光客も押し寄せるという。

濃厚な甘みが好評、豚肉の味噌漬け

数あるラインナップの中でも、50年以上にわたって売れ続ける看板商品が、豚肉の味噌漬けだ。山形県朝日町の豊かな自然の中で育った良質な豚肉を使用している。とろける脂と濃厚な味わいが魅力の豚肉を、濃厚な味噌ダレに漬け込むのだ。地元味噌蔵の赤味噌と白味噌をブレンドし、さらに甘みを加えたという自慢のタレ。吉田さんは、「タレを作っているのは母で、細かい配分については私は知りません。まさに秘伝です」と笑う。味噌の甘みと、こってりとした豚肉の旨味が美味しい。そのまま焼いてステーキにするのはもちろん、ご飯にのせて丼にしたり、野菜炒めにしたり、幅広いレシピが人気のロングセラー商品だ。

こだわりは、牛をまるごと一頭買い

吉田畜産はせりで牛肉を仕入れる際、まるごと一頭買いするという。4代目の吉田さんは、「すでにさばかれたパーツを買う方が、加工の手間が省けるし効率は良いんです。でも品質がバラバラなんですよね」と、語る。つまり、さばかれた後では、どんな生産者が飼育したか、どんなエサを食べて育ったか、素性がわからないのだ。さらに、「選び方にもいくつかポイントがあります。一頭一頭、ぜんぜん違うんですよ」と、吉田さん。たとえば、吉田さんは飼育期間が1000日以上のものしか仕入れない。たとえ皮下脂肪が多く、サシが美しい牛肉でも、飼育期間が短いと旨味が少ないそうだ。量より質にこだわり、自分が納得した品質のものだけを厳選している。

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生産者紹介

4代目:吉田昌永
4代目吉田昌永

山形市出身。北海道のスーパーで食品販売の経験を積んだ後、地元にUターン。1997年、吉田畜産の4代目を継いだ。「もともとは、継ぐつもりはなかったんです。でも、畜産農家が少なくなっている現状を見て、肉屋が頑張らないといけないと思ったんですよね」と、振り返る。食肉加工をメインに修行を積みながら、先代から目利きの技を受け継いだという。「牛や豚を大切に育てている畜産農家を支えるため、1人でも多くのお客様に食肉を販売していきたいです」と、熱く語った。

店舗詳細

店舗名称 吉田畜産
住所 山形県山形市城南町3‐7‐40