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山形県南部の置賜地方を拠点にした農事組合法人「山形おきたま産直センター」。「持続可能な農業」を目指しながら、安心安全なお米を生産している。

山形おきたま産直センター 山形県内でいち早く「有機栽培」を開始

置賜地方を拠点とする農事組合法人

山形県置賜地方を拠点にした「山形おきたま産直センター」は、250件以上の農家が所属する農事組合法人。米をはじめ、ラ・フランス、りんご、といったさまざまな農産物を生産している。県の南部に位置する置賜地方は、奥羽山脈・吾妻連峰・飯豊連峰に囲まれた盆地。豊富な雪解け水と昼夜の寒暖差で、旨味や甘みが凝縮された農産物が育つ土地だ。山形おきたま産直センターは、もともと置賜地方で創業した農事組合法人であったが、現在所属する農家は県内全域に広がっているという。品質を維持するために、地域ごとに班分けをして情報交換できる環境を整えている。また、農家同士のモチベーション向上のため、秋になると品質の良い米をランキング形式で発表。切磋琢磨して高品質のお米を作る仲間の存在は、美味しい米作りにつながっている。

持続可能な農業への取り組み

山形おきたま産直センターでは、「減農薬」という言葉が一般的ではなかったころから「有機栽培」に取り組んできた。当時の組合長は、「消費者が本当に求めるものを届けたい」という思いが大きかったという。所属している組合員は、有機栽培や特別栽培に力を入れている農家ばかり。「持続可能な農業」というスローガンを掲げながら、自然の力を最大限活用する農法を日々研究している。有機栽培で特に重要なポイントは「土づくり」。独自に開発配合したオリジナルの有機質肥料を使用している。鶏糞・豚糞・米ぬかなどを原料としており、家畜の飼料も自分たちで育てたお米。有機質肥料を使うことで、環境にやさしい循環型農業を確立し、安心安全なお米を生産している。また、15年以上前から「田んぼの生きもの調査」を実施。田んぼで米作りをしながら、生きものの住処を作り、生きものと作物が共存する農業を目指している。こうして、自分たちの田んぼに住む生きものを知ることで、米作りへの理解も深まるという。

  • 山形おきたま産直センター
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生産者紹介

理事:星 智也
理事星 智也

代々続く専業農家の16代目として生まれる。宮城県仙台市の専門学校を卒業後、地元・山形にUターンし21歳の若さで就農。幼いころから当たり前のように農業に触れてきて、将来は自分も農家になると漠然と思っていたという星さん。自然と調和した循環型農業を目指しながら、有機栽培や特別栽培の米作りを行っている。「担い手のいなくなった農地を無駄にしないように、規模を拡大していけたらいいですね。自分が楽しみながら、人に必要とされる農業をしていきたいと思っています」と星さんは語る。期待の若手農家として、地元・山形で農業の未来を支えていく。

店舗詳細

店舗名称 山形おきたま産直センター
住所 山形県南陽市漆山1068