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村山盆地にある天童市の里芋農家。「山形とろり」と名付けた里芋は、食感・舌触り・味わいが格別。自社で真空パックしたものは、調理のしやすさからも大好評だ。

COWS 澄んだ川の水を活かし、美味しい里芋を栽培

芋煮の聖地・山形県で、とろ~り美味しい里芋を手掛ける農家

COWS(カウズ)は、村山盆地に位置する天童市の里芋農家。栽培に適した水はけのいい砂地の畑で、山の湧水が注ぐ澄んだ川の水を活かし、美味しい里芋を育てている。COWSの里芋は、とろりとした食感が特徴。ここから、「山形とろり」と名付けている。繊維のきめ細かさと、粘りの強さが抜群で、舌触りはまるで絹のようになめらかだ。煮崩れしにくいのも、嬉しいポイントの一つ。「煮物やお鍋を作りやすい」と、地元の主婦たちから好評を得ている。さらに、煮込むことで粘り成分が溶け出し、とろみが増す。すると、スープと具材が絡みやすく、料理が冷めにくくなる。おかげで、山形とろりの料理を食べれば、寒い冬の日でも、身体の芯までぽかぽか温まる。山形とろりは、主に山形県内のスーパーに卸しており、その美味しさ・調理のしやすさから大好評。小中学校・幼稚園の給食でも提供され、子どもたちからは「とろとろで美味しい!」と喜ばれている。

自社で真空パック。旬の美味しさを閉じ込める

COWSの里芋「山形とろり」は、皮付きに加え、皮剥き・真空パックでも販売している。農家としてはめずらしく、自社で皮を剥いているのが特徴だ。一般的な里芋農家であれば、収穫・乾燥させた後、加工業者に送ってから皮を剥いてもらうため、どうしても鮮度が落ちてしまう。その点、COWSは、収穫直後に皮を剥き、そのまま真空パックできるため、採れたて・旬の美味しさを維持できるのだ。

創業に込めた里芋振興の想い。名物・芋煮に、地元の里芋を!

COWSを立ち上げたのは、もともと米農家だった仲野真(なかの・まこと)さんと、果物農家だった今田博敏(こんた・ひろとし)さんだ。それぞれ、別の農作物を専門としていたのに、なぜ里芋農家になる決心をしたのか。伺ってみると、山形県は、芋煮を名物としながらも、じつは里芋農家が少なかったからだという。たしかに、同県の里芋生産量はなんと20位。全国シェアでいえば、わずか2%にも満たない(農林水産省「作物統計」2018年調べ)。仲野さんと今田さんは、この現状をもったいないと感じていた。ふたりは、農業研修で出会い、次第に意気投合。COWSを設立し、「山形の芋煮に、もっと山形県産の里芋を使ってもらいたい」という思いで活動している。

  • COWS
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生産者紹介

代表:仲野 真
代表仲野 真

天童市出身。教職・家業の製造業を経て、農家に転身した里芋農家。もともと、農業と無縁の環境で育ったため、「まさか、自分が農家になるなんて、夢にも思っていませんでした」と語る。就農を考えはじめたのは、山形県の魅力を考えていたことから。「地方が都心部に勝るのは、自然や農業だと思ったんです」と当時を振り返る。この頃から、仕事のかたわら、知人農家の手伝いをするようになり、その体験から農業のやりがいに惹かれ、ますます就農への想いを募らせたという。そして2008年、ついに米農家として就農した。COWSを一緒に立ち上げた今田博敏さんとは、農業研修で出会い、ともに学び合った仲。たまたま趣味が同じだったこともあり、次第に意気投合。いつか、一緒に仕事をしようと約束し、約10年の月日を経て、2018年にCOWSを設立した。

店舗詳細

店舗名称 COWS
住所 山形県天童市糠塚1-12-13