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江戸時代から続く老舗の蕎麦屋。「昔ながらの本格的な味を楽しんでもらう」を基本理念に、創業以来手打ち一筋で名物「十一蕎麦(といちそば)」を提供している。

そば処庄司屋 山形県内の蕎麦屋で一番の老舗

創業以来手打ち一筋の蕎麦屋

山形県といえば、「蕎麦のメッカ」とも呼ばれるほど、蕎麦屋が多いことでも知られている地域。その数は、なんと400店舗以上。全国2位の店舗数を誇っている。そば処庄司屋は、山形市でもっとも古い老舗だ。創業したのは、慶応年間(1864年頃)のこと。山形城・三ノ丸の吹張口近くの堀端に店を構え、堀に流れる清澄な地下水を利用し、こだわりの蕎麦を打っていた。その美味しさは格別で、城を出入りする要人がひっきりなしに足を運び、店は大繁盛していたという。以来、「手打ち一筋」にこだわりつづけ、現代までその伝統を守ってきた。創業時からの看板商品の一つが、「十一蕎麦(といちそば)」。その名のごとく、蕎麦粉とつなぎの割合を10:1で作った蕎麦のこと。「十割蕎麦」よりも、コシがあり、歯切れの良く、噛むたびに深い甘みが口いっぱいに広がる。全国のリピーターがこの味を求めて、店は連日賑わっている。

厳選した、最高品質の蕎麦粉を使用

一般的に、良質な蕎麦の実は、山々からもたらされる清らかな水に恵まれ、昼夜の寒暖差が大きい土地で育つといわれている。この条件に当てはまる地域の一つが、山形県だ。山形県産の蕎麦から作った麺は、なんといっても、「強いコシ」が魅力。加えて、でんぷん質を多く含んでいるため、パサパサせず、喉ごしが良く、豊かな風味を持つ。そば処庄司屋は、その中から最高品質の蕎麦を厳選。在来種「最上早生」から派生した「でわかおり」を使用している。同県で収穫される蕎麦の中でも、大粒で香り高いのが特徴だ。

昔ながらの「三たて」を厳守

美味しい蕎麦の条件に、挽きたて・打ちたて・ゆでたての「三たて」という言葉がある。つまり、製粉してすぐの蕎麦粉で打ち、その打ったばかりの生地を包丁で切り、ゆで上げて素早く水切りする。そば処庄司屋では、できるだけ蕎麦の風味を逃がさないよう、この「三たて」を創業当時から厳守してきた。5代目の庄司さんは、「昔ながらの本格的な蕎麦の味を楽しんでほしい」と自信をのぞかせる。

  • そば処庄司屋
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生産者紹介

5代目:庄司信彦
5代目庄司信彦

銀座の料亭と荻窪の蕎麦屋で修行した後、単身ニューヨークに渡り、4年間、蕎麦職人を務める。「日本食」に対する世界各地からのお客様の評価を受け、日本食の素晴らしさを再認識。帰国し、2001年、家業のそば処庄司屋の5代目を継ぐにあたり、その美味しさだけでなく、日本の食文化をより世界に広めようと決意する。「日本を代表する食文化の一つである蕎麦作りに携われることを誇りに思う」と笑顔の庄司さん。夢は、山形を世界中の人が知るような食の都にすることだそうだ。

店舗詳細

店舗名称 そば処庄司屋
住所 山形県山形市幸町14-28