飯豊町(いいでまち)は、山形県の南西部にある人口約7千人の町です。最上川の源流部に位置し、町の南側は飯豊連峰をはじめとした山岳地帯に覆われています。総面積の8割以上を山林が占める自然豊かな町として知られます。県内でも有数の豪雪地帯であり、寒暖の差が大きい内陸性の特徴を有しています。基幹産業は農業で、主要作物である米を中心に、アスパラガスなどの栽培が盛んです。また、ブランド和牛である「米沢牛」の発祥の地としても知られ、全体の約4割を生産する主生産地となっています。
カテゴリ別『飯豊町』
山形県南部に位置する置賜地域に、古くから伝わる郷土食「みそ餅」をご紹介。杵つき製法で作られたお餅に、味噌ダレ、くるみ、黒ゴマを練り込みました。甘じょっぱい味わいが、おやつにピッタリです。
飯豊山の麓で稲作に取り組むあさのファームから、自慢の山形米をセットでお届け。香りや食感、味わいが異なる個性豊かな品種を揃えました。合わせるおかずによって食べ比べるのも楽しいですね。
飯豊町ってどんなところ?
田園散居集落
飯豊町を代表する景観で知られる「田園散居集落」。飯豊連峰から流れる清流・白川によって肥沃な扇状地が形成され、流域は豊かな稲作地帯へと発展しました。やがて、この地に稲作を生業とする農家が住み始め、散居定住の形となりました。特徴的なのは、家屋の北西側に植えられた杉の屋敷林。主に冬期間の厳しい北西風を防ぐために植えられたものですが、枝を切り落として燃料にしたり、秋の収穫時には稲束の稲掛けにするなど、農村生活の知恵として多様に活用されてきました。農村の営みの中で長い間、守り育て、受け継がれたこの景観は、町の貴重な景観財産となっています。
中津川地区の里山風景と里山文化
飯豊町南部の山間部に位置する中津川地区は、古くから受け継がれてきた菅笠作りやござ織り、伝統的な郷土食など、昔ながらの文化が色濃く残る土地です。四方を奥羽山脈や飯豊連峰など2000m級の山々に囲まれた、県内でも指折りの雪深い地域で、この地ならではの生活の知恵が随所に残っています。冬の間に雪をため込み、農産物の長期保存を可能にした冷蔵施設「雪室」もその一つです。地区内には「農家民宿」が点在しており、まるで田舎に帰ってきたような懐かしさの中、農作業や郷土料理作りなどの様々な農村体験ができます。
飯豊町のおすすめスポット
飯豊連峰
越後山脈北部に連なり、山形・新潟・福島県の3県にまたがる大隆起山塊です。古くからの信仰登山の面影を残した標高2,105mの飯豊山を主峰とし、おだやかな稜線と険しい尾根が共存しています。高山植物が咲く原始的な花畑や、美しい大雪渓の景観など、今なお多くの登山者を魅了し続けています。
いいでどんでん平ゆり園
東京ドーム4個分という広大な敷地に、多品種50万本以上のユリの花が咲き誇る東北最大級のゆり園です。例年6月上旬〜7月下旬には、ユリの花とともにチューリップやアネモネなどの季節の花々が見頃を迎えます。白や黄色、ピンクなどカラフルに彩られた園内は歩くだけで癒されます。園内には、レストハウスや土産売店、花売店なども併設されています。
白川湖
白川ダムによって形成されたダム湖として知られる白川湖。4月中旬~5月中旬頃になると、ダムが満水になるほど大量の雪解け水が流れ込み、「水没林」と呼ばれる珍しい光景を作り出します。まるで湖から柳の木々が生えているかのように見え、早朝に朝霧がかかると、さながら物語の世界に入り込んだかと錯覚するほどの幻想的な美しさです。
飯豊町の名物・特産品・お土産
米沢牛
飯豊町は米沢牛の発祥の地であり、全体の約4割を生産する主生産地として知られます。米沢牛は、明治時代の初めに、藩校興譲館(現在の米沢興譲館高校)に赴任していた英語教師C・H・ダラス氏によって、日本中に広まりました。赤みと脂身のバランスが良い、上質な肉質と豊かな風味を併せ持ち、ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶなど、どんな料理でも美味しくいただけます。
どぶろく
飯豊連峰から湧き出た清流と肥沃な土壌から、有数の米どころとして知られる飯豊町。そんな自然の恵み豊かな町を代表する名産品の一つが「どぶろく」です。良質な水で育った米を使用し、杜氏によって丁寧に仕込まれた「どぶろく」は、旨味が強く、まろやかで芳醇な香りと優しい味わいが特徴です。
アスパラガス
飯豊町はアスパラガスの栽培が盛んで、県内でも有数の栽培面積を誇ります。飯豊・朝日連峰から流れる清らかな雪解け水と、肥沃な土地で栽培されたアスパラガスは、栄養豊富で、しゃきしゃきとした食感と濃厚な甘みが特徴です。
雪室じゃがいも
雪深い飯豊町中津川地区にある「雪室」は、冬の間に雪をため込み、一年を通して0~4度の温度と適度な湿度を保った天然の冷蔵庫とも称される倉庫のこと。「雪室」の中で長い間熟成された「雪室じゃがいも」は、見た目は通常のじゃがいもですが、しっとりとした口当たりで、甘みが強いのが特徴です。
菅笠
飯豊町の中津川地区を代表する工芸品の一つで、菅(すげ)と呼ばれる草の葉を編んで作られる笠です。古くから雨や日差しよけなどを目的に作られ、笠の形は頭頂部がとがったものやなだらかなものなど様々です。山形県を代表する夏祭りである「山形花笠まつり」で使用される花笠は、中津川地区で作られた菅笠に、鮮やかな紅色の造花を装飾したものです。
『飯豊町』の商品一覧
山形県南部に位置する置賜地域に、古くから伝わる郷土食「みそ餅」をご紹介。杵つき製法で作られたお餅に、味噌ダレ、くるみ、黒ゴマを練り込みました。甘じょっぱい味わいが、おやつにピッタリです。
飯豊山の麓で稲作に取り組むあさのファームから、自慢の山形米をセットでお届け。香りや食感、味わいが異なる個性豊かな品種を揃えました。合わせるおかずによって食べ比べるのも楽しいですね。
自家栽培の上質なもち米「ひめのもち」をふっくらと蒸し、杵つき製法で仕上げた、あさのファーム自慢のお餅。定番の白餅と、山形県置賜地域の伝統食「みそ餅」を詰め合わせました。
つや姫は、山形で10年の歳月を経て誕生した品種。粒ぞろいが良好。白い輝きがお姫様のような姿であることから、その名が付きました。冷めても美味しいので、おにぎりやお弁当でも存在感を放ちます!
どまんなかは、山形県のオリジナル品種。繊細ゆえに栽培する生産者が少ない、希少なお米です。炊き上がりがふっくら、食べごたえ満点!あっさりとした味わいなので、味の濃い料理と相性ぴったりです。
自然豊かな飯豊町で育った、みずみずしく甘みたっぷりのトウモロコシ。研究熱心な夫婦が、独自の栽培方法で生み出した一本です。新鮮な朝採りをお届けするので、まずは茹でたてを丸かじりしてください!