最上鯉屋
山形県西村山郡大江町 店舗ジャンル:鮮魚店・水産加工鯉の養殖から加工まで一貫生産を行う、明治中期創業の鯉屋。清流で育てた良質な鯉を、秘伝のタレで煮込んだ看板商品「鯉のうま煮」は、多くのファンを魅了する逸品だ。
山形の食文化を継承する鯉の老舗
総面積の約8割を森林が占め、一級河川・最上川が流れる大江町。「最上鯉屋」は、大自然の恵みを受けるこの町で、100年以上続く老舗だ。明治時代の中頃、大雨によって生まれた大きな沼に、鯉を放したのが養殖の始まり。以来、冬場の貴重なタンパク源として親しまれる山形の「鯉食文化」を、現代まで大切に守り続けてきた。最上鯉屋は、鯉の養殖から加工まですべて手掛ける、一貫生産に取り組む。寒暖差の大きい自然環境の中で健やかに育った鯉は、身が引き締まり、脂の乗りも抜群。この鯉を、出荷前に清流・月布川(つきぬのがわ)の水で「活かし込み」をして仕上げることが大きなこだわりだ。活かし込みとは、冷たく澄んだ流水で数日間〜1週間ほど絶食させて泳がせる工程。これにより、川魚特有の泥臭さが取り除かれ、身もぎゅっと引き締まる。自慢の鯉を代々受け継がれる秘伝のタレで煮込んだ「鯉のうま煮」「鯉のまるっと煮」は、水産庁長官賞など数々の賞を受賞。地元客を中心に、多くのリピーターを魅了してやまない。
郷土の味を手軽に楽しめる缶詰
最上鯉屋の人気商品の一つに缶詰がある。鯉を使った看板商品「うま煮」のほか、「みそ煮」「棒だら煮」もラインナップ。長年愛されてきた郷土の味を、パカッと開けるだけですぐに食卓へ並べることができるのだ。「鯉の缶詰は全国でも珍しい商品です。『山形ならではの食文化を知ってほしい』という想いから作りました」と、5代目の最上和洋さんは語る。骨まで柔らかく煮込まれているため、小さな子どもから年配の方まで安心して食べられるのがポイント。いずれも丁寧に作られたやさしい味わいで、白いごはんが無限に進む。また、日持ちの良さも缶詰だからこその魅力。「鯉は栄養も満点です。ぜひ幅広い年代の方に食べていただきたいです」と、最上さん。忙しい日の夕食や、気の利いた備蓄食として、まさに現代のライフスタイルに寄り添う逸品だ。
生産者紹介
5代目最上和洋
大江町出身。調理師専門学校を卒業後、日本料理店や鮮魚店で修業を積む。2018(平成30)年に家業である「最上鯉屋」を5代目として継いだ。代々受け継がれてきた伝統を守りながらも、「日々前進」をモットーにお客様に喜ばれる商品を追求している。「うちの商品を通して、まずは山形の食文化を知ってもらえたら嬉しいです。『山形の鯉料理と言えば最上鯉屋』と言っていただけるように、これからも頑張ります」と、最上さんは力を込めた。
店舗詳細
| 店舗名称 | 最上鯉屋 |
|---|---|
| 住所 | 山形県西村山郡大江町荻野227 |








































