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ぶどうの一大産地・高畠町のぶどう農家。「子ども世代にぶどう畑のある風景を残したい」という思いを胸に、子どもに愛情を注ぐように、大切にぶどうを育てている。

oboco grapes 「おぼこ」を育てるように愛情を込めて栽培

子ども世代にぶどう畑のある風景を残す

江戸時代からぶどうの栽培をしていた高畠町。中でも、「種なしぶどう」の愛称で親しまれるデラウェアの生産量日本一を誇る、ぶどうの一大産地だ。「oboco grapes(オボコグレープス)」は、その歴史ある土地でぶどう栽培に取り組む農家。代表・髙橋善祐さんと、妻・未来さんは、「子ども世代にぶどう畑のある風景を残したい」という思いから就農した。善祐さんは、「高畠町では、高齢化によってぶどう栽培を辞めてしまう農家さんが増えています。ぶどう畑は耕作放棄地となり、何年もその状態が続いてしまうと、ぶどう棚がつぶれてしまいます。なんとかして、地元のぶどう畑を守りたいと思ったんです」と、語る。そこでoboco grapesでは、辞めていくぶどう農家の畑を受け継ぎながら、デラウェアやシャインマスカット、ワイン用ぶどうなどを栽培しているという。「農園名にある『おぼこ』は、『子ども』という意味の山形弁です。精神的にも経済的にも、おぼこに継ぎたいと思ってもらえるような、わくわくする農業を実践していきたいと思っています」と、未来さん。自然豊かな高畠町から、おぼこを育てるようにたっぷりと愛情を注いだぶどうを届けている。

美味しいぶどうが育つ、高畠町の土壌

oboco grapesのぶどう畑があるのは、高畠町の南部に位置する和田地区。昼夜の寒暖差が大きい山間部であり、美味しいぶどうが育ちやすい環境に恵まれている。「この辺りは、肥沃な土壌の下に、小石が混じった土壌が広がっています。栄養豊富で水持ちが良く、適度に水はけも良いんです。ぶどう栽培にはぴったりですね」と、善祐さんは語る。さらに、冬になると雪が多く降ることもポイント。雪が布団のように土壌を覆い、寒さからぶどうの樹を守ってくれる。また、ぶどうが芽吹くタイミングで雪解け水が浸透し、ミネラル豊富な土壌を形成してくれるそうだ。こうした環境で育ったぶどうは、「果汁がとってもジューシー」「甘さと酸味のバランスが絶妙!」と、たくさんのリピーターから愛されている。

  • oboco grapes
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生産者紹介

代表:髙橋善祐
代表髙橋善祐

高畠町出身。実家はぶどう農家。ニュージーランドで、ぶどう栽培とワイン醸造について学ぶ。その後、国内外でぶどう栽培やワイン醸造の経験を積み、2022年に地元・高畠町で妻と共に「oboco grapes」を立ち上げる。近年では、自家栽培しているワイン用ぶどうを使った、オリジナルワインづくりの準備を始めている。農業の醍醐味は、「四季を肌で感じられること」という髙橋さん。「毎年さまざまな課題が出てきますが、それを妻と一緒に相談しながら解決していくのが楽しいんですよね。環境面でも、経営面でも、持続可能な農業を実践していきたいと思っています!」と、笑顔を見せる。

店舗詳細

店舗名称 oboco grapes
住所 山形県東置賜郡高畠町大字元和田1583-1