インフィニファーム
山形県鶴岡市 店舗カテゴリ:果樹園りんご、さくらんぼ、和梨、ラ・フランスなど、さまざまな果物を栽培する農家。月山の伏流水と有機質肥料で育てた果物は「ジューシーで濃厚な味わい」と評判だ。
持ち前のチャレンジ精神で、農業の可能性を広げる
インフィニファームは、庄内エリアに位置する鶴岡市の果樹農家だ。約20品種以上のりんごをはじめ、さくらんぼ、和梨、ラ・フランス、柿といった、数多くの果物を生産。有機質肥料を活用しながら、「美味しさ」を重視した栽培方法を実践している。個性的な農園名について、代表・斎藤司さんは、「無限大という意味を持つ『インフィニティ』から名付けました。農業は、無限の可能性を秘めていると思うんですよ」と、熱い思いを語る。そんなインフィニファームは、地元の洋菓子店やレストランなどにも果物を卸しており、パティシエや料理人からの信頼も厚い。「お店の方から、『この果物を山形でもつくれないかな』という相談をいただくこともあります。山形では栽培していない果物の依頼にも、できるだけ応えたいと思っているんですよ。だって、人と違うことをするのって面白いじゃない?」と、斎藤さんは楽しそうに語る。
美味しさにこだわった「葉とらずりんご」
インフィニファームが、特に力を入れているのは「りんご」。つがるやふじ、王林、シナノゴールドなど、さまざまな品種を栽培している。そのほとんどが、収穫まで葉っぱを取らずに育てた「葉とらずりんご」だ。一般的な栽培方法では、りんごの色付きを良くするために葉っぱを取って、日当たりを良くしている。対する「葉とらずりんご」は、葉っぱを取らない分、光合成が盛んに行われて甘みや旨味が増すのだそう。「うちは、味の良さをとことん追求しています。そのため、一般的なりんごに比べて見た目は良くありませんが、甘くて美味しいですよ!」と、斎藤さんは自信を見せる。また、そんなりんごを使ったジュースやゼリー、ジャム、ドライフルーツなどの加工品も手がけている。廃棄となってしまうりんごを使用することで、フードロスの削減にもつながっているそうだ。
生産者紹介
代表斎藤 司
鶴岡市出身。高校卒業後、電子部品の会社に勤めながら、実家の果樹園を手伝う。56歳になるタイミングで、専業農家になることを決意。「専業農家になってから、より土づくりに力を入れるようになりました。有機質肥料を使って果物を育てています」と、斎藤さん。また、栽培面だけではなく、加工品の販売や収穫体験の受け入れなども積極的に行っている。「山形県産の美味しい果物を全国に発信していきたい」と、力強く語る。
店舗詳細
店舗名称 | インフィニファーム |
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住所 | 山形県鶴岡市三千刈字清和78 |