べにばなファーム
山形県西村山郡河北町 店舗ジャンル:農家・農業法人豊かな水源に恵まれた河北町で、「コシヒカリ」や「つや姫」などの多彩な品種を栽培する米農家。特別栽培米にこだわり、食味コンクールの受賞歴もある実力派。
月山の麓に位置する河北町の米農家
県のほぼ中央、紅花の生産が盛んな町として知られる河北町。この自然豊かな地で4代にわたり米農家を営む「べにばなファーム」。代々作り続けているという「コシヒカリ」をはじめ、山形のブランド米「つや姫」や「雪若丸」など、多彩な品種を栽培している。中でも、宇都宮大学発祥の品種「ゆうだい21」は、2021(令和3)年の「第23回 米・食味分析鑑定コンクール国際大会」の国際総合部門において、最高位である金賞を受賞。その実力と美味しさは折り紙付きだ。味の決め手は「水」。近くを流れる最上川ではなく、あえて月山を水源とする寒河江川の雪解け水を使用している。「寒河江川のほうが、山から流れてきてすぐのクリアな水を引き入れることができるんです」と、4代目・渡邊信太郎さん。キリッと冷たい清冽な水によって、雑味のない透明感のあるお米に育つそうだ。恵まれた水源と先人の知恵、そして確かな技術が、べにばなファームのお米の美味しさを支えている。
徹底した土づくりと、適期栽培で引き出す味
べにばなファームが目指すのは、農薬や化学肥料に頼らない、自然の力を活かした米づくりだ。自社で販売する食用米は、農薬や化学肥料の使用量を慣行栽培の5割以下に抑えた「特別栽培米」。慣行栽培の基準に比べ、農薬5割・化学肥料9割を削減している。「就農してから、全国で流通しているお米を調べたときに、特別栽培米の需要が高いことを知りました。これからも米農家としてやっていくなら、最低限そこはクリアしないといけないと思ったんです」と、渡邊さんは語る。そこで力を入れたのが、有機質肥料を使った土づくり。要となるのは、米ぬか・カニ殻・昆布などを独自配合した「ぼかし肥料」。これを秋の稲刈り後にすき込み、微生物の力で分解させることで、ミネラル豊富な土壌を作り上げている。また、近年の猛暑に対応し、田植え時期を調整する「適期栽培」を徹底。出穂後の登熟期が涼しい時期に重なるよう田植えを調整し、稲にじっくりと栄養を蓄えさせる。毎日田んぼへ足を運び、稲の顔色を観察しながら、その時々に最適な手入れを行う。自然のリズムに合わせて穏やかに完熟させることで、米本来の甘みと香りを最大限に引き出している。
生産者紹介
4代目渡邊信太郎
河北町出身。製造業やJA職員を経験後、2016年に家業を継ぐ形で就農。先代から受け継いだ田んぼを守りつつ、より食味を追求した「特別栽培米」の生産に注力する。米づくりに情熱を注ぐようになったきっかけについて、「ある時、新潟県のブランド米『魚沼産コシヒカリ』を食べてみたら、すっごく美味しかったんです。土地柄もあると思いますが、生産者によってこんなにも違いがあることに衝撃を受けました。その生産者さんがたまたま同い年で、自分にもできるんじゃないかと思ったんです」と、渡邊さん。「自然相手と自然任せは違う」という信条のもと、近年の気候変動にも柔軟に対応しながら、米づくりに真摯に向き合っている。
店舗詳細
| 店舗名称 | べにばなファーム |
|---|---|
| 住所 | 山形県西村山郡河北町谷地ひな市2-6-1 |











































