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地元の食材を活かした加工品を展開する、白鷹町の工房。特産品である「岡の台ごんぼ」を使ったおかず味噌をはじめ、漬物や梅干しなどの温かみのある商品を届ける。

あべ工房 「やまがたふるさと食品コンクール」で入賞

白鷹町の恵みを届ける工房

自然豊かな白鷹町で、地元の特産品を活かした加工品を手がけている「あべ工房」。「地元・白鷹町の魅力ある食材をたくさんの人に届けたい」という、代表・安部克子さんの思いから誕生した工房だ。漬物や味噌、梅干し、いちじくの甘露煮など、手作りにこだわったどこか懐かしい味わいの商品を取り揃えている。中でも、安部さんが最初に手がけた「岡の台ごんぼ味噌」は、2011年に「やまがたふるさと食品コンクール」で優秀賞を受賞。地元の特産品であるごぼう「岡の台ごんぼ」を使った人気商品だ。また、「岡の台ごんぼ味噌」に米沢牛を加えた「米沢牛入りごんぼ味噌」は、2020年に「第1回 山形のうまいものファインフードコンテスト」で「おいしい山形賞」を受賞している。商品に使用している食材は、地元農家から直接仕入れるほか、自家栽培しているものも多い。「山形名物の青菜(せいさい)漬けやおみ漬けに使用する青菜、梅干しに使用する赤しそ、甘露煮にするいちじくなどは、すべて自分たちで育てていますよ」と、誇らしげに安部さんは微笑む。

地元の特産品を使った「岡の台ごんぼ味噌」

あべ工房の代表商品「岡の台ごんぼ味噌」は、地域の魅力を伝えるために生まれた商品。安部さんは、「土が硬い岡の台で育ったごぼうは、タコの足のように枝分かれしているのが特徴です。見た目は悪いのですが、身がしまっていて味が濃厚なんですよ!」と、教えてくれた。ごぼうと合わせる味噌は、地元の味噌蔵と共同開発した「糀味噌」。自分たちで厳選した白鷹町産の米と大豆を味噌蔵に持ち込み、仕込みをしてもらっているそうだ。その後、味噌蔵から工房に移し、じっくりと熟成させている。「一般的な味噌よりもたくさん糀を入れているので、まろやかな味わいに仕上がります。ごぼうの旨味や香りを引き立ててくれるんですよ」と、安部さん。ご飯のお供にも、お酒のアテにもぴったりな万能おかず味噌は、お土産品としても大人気だ。近年では、息子の妻・安部利美子さんの発案で手がけた、洋風の「ごんぼみそ」を発売。「パンにも塗れるおかず味噌」として、話題を集めている。

  • あべ工房
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生産者紹介

代表:安部克子
代表安部克子

白鷹町出身。高校卒業後、白鷹町役場に就職。学校給食の調理員に配属されたタイミングで、調理師の資格を取得する。「部署移動で学校給食の現場を離れてからも、定年後は調理にかかわる仕事がしたいと思っていました」と安部さん。60歳で役場を退職後、白鷹町の特産品を活かした商品企画をスタート。町おこしの一環として開発した「岡の台ごんぼ味噌」は、2011年に「やまがたふるさと食品コンクール」で優秀賞を受賞。地域の魅力発信に貢献している。「健康のためには、美味しいものを食べることが大事!これからも食を通して、白鷹の魅力を発信していきたいです」と、微笑む。

店舗詳細

店舗名称 あべ工房
住所 山形県西置賜郡白鷹町大字荒砥乙1034-2