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米沢市のジェラートショップ。山形県産を中心とした厳選食材を使用したジェラートは、素材本来の風味が楽しめると評判だ。片手で食べられるパウチタイプも展開する。

ジェラート工房グレイス 地元に根付き、長年愛される

手間ひまをかけて作る、素材の風味を活かしたジェラート

米沢市にある「ジェラート工房グレイス」。2008年に代表・小島尚樹さんがオープンした。だだちゃ豆やラ・フランスなど、山形県産食材をメインに使用したジェラートが並ぶ。こだわりは、素材の持つ味や香りを最大限活かすこと。同店では、食材の加工から店内で行う。食材の特徴に合わせて加工方法を変えて、「ざらざら感」や「つぶつぶ感」はあえて残す。「食べ物を味わう上で、五感は重要な役割を果たします。噛むこともその一つ。だから、食感も大切なんです」と、小島さん。また、余計な物はできるだけ加えない。砂糖などの使用はなるべく控え、食材自体の甘みを活かす。素材の味がはっきりと感じられるよう、材料の配合を調整して口どけも良くした。さらに、同店では金属検知機で異物混入を防いでいるという。「金属検知機まで導入しているお店はほとんどありません。うちではお客様に安心して食べてもらいたいという想いから、導入しました」と、小島さんは教えてくれた。細かい部分にまでこだわり、手間ひまをかけて作っているからこそ、安心して食べられる美味しいジェラートに仕上がるのだ。そんなジェラートを目当てに、店内は多くの客で賑わう。地元の道の駅や首都圏の百貨店などでも販売され、県内外にファンを増やしている。

手軽さと美味しさを兼ね備えた、パウチ入りジェラート

パッケージングされたアイスクリームと言えば、カップが一般的。だが、同店ではユニークな形態のジェラートも販売している。それが、「ポーチジェラート」だ。口栓の付いたパウチに、ジェラートが入っている。スプーンが不要なので、移動中やレジャーなど、さまざまなシーンで楽しめる。魅力は手軽さだけではない。ジェラートは、作りたての柔らかい状態が最も美味しい。しかし、保存している間に固まってしまうのが一般的。その点、同商品は、パウチを揉んで柔らかくすることで、作りたての状態を再現することができるのだ。さらに、パウチの形状にもポイントがある。小島さんは「一般的なパウチ入りアイスは、原料を液体の状態で充填します。液体が冷えて固まると、シャリシャリとした食感になってしまうんです。これは口栓が広く、ジェラートの状態で充填できるので、お店と同じ食感を楽しめるんですよ」と教えてくれた。

  • ジェラート工房グレイス
  • ジェラート工房グレイス

生産者紹介

代表:小島尚樹
代表小島尚樹

米沢市出身。短期大学卒業後、県内外の飲食店でコックとして活躍。1997年、親戚が経営するフランチャイズのジェラートショップを米沢で開業。現店舗の前身となる。その後、2008年に「ジェラート工房グレイス」をオープン。2010年には日本ジェラート協会認定の「ジェラートマエストロ」を取得した。「食材と加工の組み合わせ次第で、可能性が無限に広がるジェラートに魅了されました。レシピは3000種類以上。次々にアイデアが浮かぶのは、食材の加工から始めるコックだからですかね」と、小島さん。ジェラート作りで大切にしているのは、出会いだという。「食材は人から教えてもらうことが多いので、さまざまな土地に行って人と会います。誰とでも名刺交換してすぐに仲良くなるのが、私の特技なんですよ。素晴らしい人や良い食材との出会いがあるからこそ、良いジェラートができるんです」と微笑んだ。

店舗詳細

店舗名称 ジェラート工房グレイス
住所 山形県米沢市徳町2-67