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飯豊連峰と朝日連峰の麓に位置する、小国町で唯一の酒蔵。穏やかな香りとまろやかな口当たりが自慢の代表銘柄「小国桜川」は、小国町産の酒米を使用して醸している。

桜川酒造株式会社 創業300年以上の昔ながらの酒蔵

大自然に囲まれた小国町での酒造り

山形県の南部に広がる小国町に残る唯一の酒蔵「桜川酒造」。1706年に創業した歴史ある酒蔵で、昔ながらの手間ひまかけた酒造りを受け継いでいる。蔵を構える小国町は、飯豊連峰と朝日連峰の麓に位置する県内有数の豪雪地帯。冬には酒蔵が雪ですっぽりと覆われることで、温度が一定に保たれるという。こうした小国町ならではの環境は、美味しい酒造りに適していると言われている。桜川酒造の日本酒には、飯豊連峰から流れる伏流水を使っている。口当たりの良い軟水で醸した日本酒は、「まろやかでやさしい味わい」だと評判だ。また、地元の契約農家が育てた酒米を積極的に使用し、「出羽の里」や「雪女神」など、山形県で誕生した酒米を活かした日本酒も多く手掛ける。

地元の酵母を使った、山形ブランドの日本酒

営業担当の塩川秀夫さんは、「私たちは小国町だからこそ醸せる日本酒を全国に届けたいと思っています」と語る。そのため水や酒米はもちろん、酵母に関しても地元のものにこだわっている。使用しているのは、山形県が独自に開発した「山形KA酵母」。近年多いフルーティーで華やかな香りの日本酒とは対照的な、穏やかな香りで上品な日本酒に仕上がるという。「桜川酒造の日本酒は、香りがきつくないので食中酒にぴったりです。どんな料理とも良く合いますし、料理の味を引き立ててくれますよ」と、塩川さんは語る。

昔ながらの「蓋麹法」にこだわった繊細な味わい

300年以上の歴史を持つ桜川酒造では、できる限りの工程を手作業で行う。中でも特に力を入れているのが「麹造り」。従来の酒造りで行われてきた昔ながらの製法「蓋麹法(ふたこうじほう)」で手づくりしている。「蓋麹法」とは、麹蓋という木枠を用いて少量ずつ麹をつくる方法のこと。麹の様子をまるで我が子のように見守りながら、それぞれの麹蓋ごとに細かく管理できるという。麹造りには温度管理がとても重要で、人の手で蒸米をほぐして熱を取る「手入れ作業」が欠かせない。桜川酒造では、夜間も2時間おきに手入れ作業を行うという徹底ぶり。こうして出来上がった麹によって、きめ細かさの中に、まろやかでふくらみのある味わいの日本酒に仕上がるそうだ。

  • 桜川酒造株式会社
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生産者紹介

営業担当:塩川秀夫
営業担当塩川秀夫

小国町出身。高校・職業訓練校を卒業後、地元にある「桜川酒造」へ営業担当として入社した。はじめは全国各地の百貨店へ研修に行き、実際に売場に立って接客の経験を積んだという。「イベントで試飲販売をする際は、『この人から買いたい』と思ってもらえるような接客を心がけています。お客様とコミュニケーションを取っていく中で、日本酒についての意見をいただくことも多いですね」と、塩川さん。桜川酒造では、こうしたお客さんの意見を参考にしながら、時代に合わせて日本酒の味わいを変化させているそうだ。「地元の方に支持していただける味でありたいと思っています。県外の方に自慢したくなるような日本酒を造りたいですね」と、塩川さんは力強く語ってっくれた。

店舗詳細

店舗名称 桜川酒造株式会社
住所 山形県西置賜郡小国町大字小国小坂町213