山形直送計画からのお知らせ

「ラ・フランス」の出荷が始まりました

全国屈指のブランド牛「米沢牛」を看板に掲げる精肉店だ。代々受け継ぐ職人の目利きで新鮮な肉を厳選。北は北海道、南は沖縄まで全国から注文が殺到する人気店である。

肉匠えんどう 揚げたてのコロッケやメンチカツは子どもたちに大人気

全国に誇るブランド牛「米沢牛」が主力の精肉店

長井市の肉匠えんどうは、牛・馬・豚を中心にさまざまな肉を取り扱う精肉店。連日、夕飯時になると地元民で賑わう人気店だ。一番の看板商品は、なんといっても山形のブランド牛「米沢牛」。飼育者・飼育期間・肉質など、さまざまな厳しい条件をクリアした、最高級の黒毛和牛である。雄大な山々に囲まれた自然豊かな置賜地方にて、麦やトウモロコシ、大豆などを独自に配合した飼料で育ち、赤身と脂身のバランスが抜群な最高級の肉質を誇る。肉匠えんどうでは、そんな米沢牛をはじめ、豚肉や鶏肉を使った手作りのお惣菜も飛ぶように売れるそうだ。揚げたてを提供するコロッケやメンチカツは、子どもたちにも大人気。その評判を聞きつけ、新潟県や宮城県から買いに来る客も珍しくないという。

長井市に根付く馬肉の食文化

肉匠えんどうがある長井市を語る上で欠かせないのが、馬肉だ。長井市は、昔から馬肉の食文化が根付いている地域。その歴史は、江戸時代まで遡る。同市は、米沢藩が利用する最上川の船着場があり、船から下ろした物資が行き交う交通の要所だった。その運搬に活躍したのが荷馬だ。そのような背景から、いつしか馬肉を食べる習慣が生まれたという。現在でもその文化が根付いており、精肉店やスーパーでは馬肉を販売する店が多い。ラーメン店にいたっては、豚チャーシューの代わりに馬チャーシューをトッピングして提供しているとか。肉匠えんどうもその一つ。お祝いごとやお祭りなどハレの日になると、同店の馬肉を求めて地元民が押し寄せる。中でも、馬肉の肉団子と行者菜の馬メンチは売り切れ必至のメニューだ。

創業から受け継がれる職人技

1948年の創業から、ずっとこだわってきたのが、競りの「一頭買い」。なんと牛や馬を一頭まるごと仕入れるのだ。しかも骨を取り除く脱骨作業も自社で行っているというから驚きである。職人自らが一からさばくことで、部位の繋がりから肉質の違いまで、すべてを知り尽くす目利きが磨かれるそうだ。それにより、定番部位から希少部位まで、美味しい肉をあますことなく店頭に並べられる。用途に合わせた細かいオーダーメイドにも対応できるそうだ。代々にわたり培ってきた経験とノウハウは、3代目の遠藤さんにも受け継がれた。「職人たちと切磋琢磨して、今後も美味しい肉を届けたい」と語る。

  • 肉匠えんどう
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生産者紹介

3代目:遠藤譲一
3代目遠藤譲一

長井市にある肉匠えんどうの長男として生まれる。幼い頃から、精肉店を営む両親の姿を見て、将来自身も継ぐことを夢見ていたという。高校卒業後、山形市の調理師専門学校を経て、仙台市のレストランにて2年間修行。地元にUターンして、2016年に家業の3代目を継ぐ。代々にわたって培われた職人技で、日々美味しい肉を追求している。「遠藤さんのお肉が一番美味しい、と言ってもらえるのが何よりの喜びです」と笑みがこぼれた。

店舗詳細

店舗名称 肉匠えんどう
住所 山形県長井市小出3747-6