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山形市で肉加工品の製造・販売を行う店。ブランド肉を使った手造りの加工品が評判だ。看板商品の「頑固煮シリーズ」は、手の込んだ味を手軽に楽しめるとリピーターも多い。

肉の中村 実店舗では、自慢の加工品を味わえるランチも提供

「手造り」と「山形の味」を大切にする肉加工品店

山形市の「肉の中村」は、山形県のブランド肉を使用した加工品の製造・販売を行う店。前身は、代表・中村明美さんの両親が営んでいた精肉店だという。「父が精肉、母が惣菜を担当していました。当時から、母が造る惣菜の評判がとても良かったんです」と、中村さんは語る。その味を守り継ぎたいと、新たに「肉の中村」として起業した。同店が大切にするのは、「手造り」と「山形の味」。手掛ける加工品は、保存料・着色料・発色剤などは使用せず、すべて人の手で手間と時間をかけて造る。そして、山形県産の豚肉や牛肉をはじめ、使用する材料はできる限り山形のものを使用。中村さんは「山形の土地が大好きなんです。だから、この店や商品を通して少しでも山形に貢献していけたらと思っています」と、力を込める。そんなこだわりの加工品は、オンラインショップのほか、市内の物産館内にある実店舗でも販売している。

秘伝のタレで煮込む「頑固煮シリーズ」

同店の看板商品は「頑固煮シリーズ」。「叉焼豚(チャーシュー)」や「鮭川村産椎茸と山形牛の時雨煮」など、全6種類の惣菜だ。味の決め手は、独自配合のタレ。「母から受け継いで、ずっと継ぎ足し続けている秘伝のタレなんです」と、中村さんは教えてくれた。また、「頑固に選んだ良質素材 手間をかけるほどいい味になる。」というキャッチコピーの通り、いずれも素材と手間にとことんこだわっている。例えば、シリーズ内でも特に人気の高い「頑固煮(山形豚の角煮)」。銘柄豚「認定 山形豚」を、秘伝のタレで半日以上かけて煮込む。それだけでなく、一晩置いたら崩れないように丁寧に釜揚げし、さらにもう一晩寝かせる。完成までに3日間もの時間をかけるのだ。そうして妥協せずに造った惣菜は、どこか懐かしくて心が温まる、やさしい味わい。家では作ることができない味を手軽に楽しむことができると、忙しい主婦層を中心に好評だ。

  • 肉の中村
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生産者紹介

代表:中村明美
代表中村明美

山形市出身。上京して大学進学・就職したが、両親が営む精肉店を手伝うために山形へ戻る。両親から事業を引き継ぎ、「肉の中村」を立ち上げた。中村さんは「忙しい方や主婦の方々が、母の造った惣菜を喜んで買っていく姿を、幼い頃から見ていました。そんな惣菜を、これからも残していきたいと思ったんですよね」と、振り返る。子育てをしながらの会社経営は、苦労が絶えなかったが、大変なことも楽しむようにして乗り越えてきたという。仕事のやりがいを伺うと、「手軽で美味しい加工品をお客様に喜んでもらえること、スタッフがやりがいを持って働いてくれることが、一番の醍醐味かな」と、笑顔で語った。

店舗詳細

店舗名称 肉の中村
住所 山形県山形市山形市下条町5丁目6-12