山形直送計画からのお知らせ

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山形市で里芋を専門に扱う会社。全国各地から旬の里芋を仕入れ、洗い加工を行う。自社では農薬・化学肥料に頼らずに里芋を栽培し、多くの人に里芋を届けたいと取り組む。

さとう農園 農薬・化学肥料に頼らない里芋栽培

創業100年を超える里芋専門店

山形市の「さとう農園」は、1900(明治33)年の創業以来、100年以上にわたり里芋を取り扱っている。明治時代、初代の佐藤喜三郎は野菜の⾏商を営み、秋になると地元でとれた新鮮な里芋を洗い、加工して販売したのが始まりだったそう。この「洗い⾥芋」は、山形に古くから伝わる。里芋をこすり合わせて洗うため、真っ白でツルツルな肌に仕上がり、栄養成分が多い表皮を残すことが出来るのだ。洗いあがった里芋に変色や傷みがあった場合は、⼿作業で一つ一つ丁寧に⽪をむいていく。その技術は今も進化を続けながら継承されている。1999(平成元)年に、「さとう農園株式会社」を設立。「里芋」を専門に扱う会社として歩み始めた。里芋の調達は、九州から四国、関東、そして山形県をはじめとする東北まで全国を横断し、その時期に最も状態の良い産地を選定している。旬に合わせた里芋を食卓に届けることが、こだわりだ。また、2008年から自社で里芋栽培を開始。農薬と化学肥料を使わずに育て、より多くの人に里芋を届ける取り組みを行っている。

芋煮を山形から世界へ届けたい

里芋を主役に牛肉やこんにゃく、ねぎなどを鍋で煮込む、山形の郷土料理「芋煮」。この芋煮を河川敷など屋外で作って大人数で囲む「芋煮会」が山形の秋には開かれ、地元の人々に愛されている。そのなかでも一大イベントとなっているのが、「日本一の芋煮会フェスティバル」。直径6.5mの大鍋で約3万食の芋煮を作り、その味を楽しむ。さとう農園では、毎年このイベントに里芋を洗い加工し、提供している。「山形の芋煮文化を発信していきたいという思いが、年々強くなっています」と、4代目の佐藤卓弥さん。その熱い思いから、2019(令和元)年には実行委員長を務めた。近年では、芋煮を販売するキッチンカーを作り、全国各地に足を運ぶ。全国から約100台のキッチンカーが集い、自慢の味を競う「キッチンカーグルメ選手権」では、2023年と2024年にグランプリを獲得。そのおいしさは、確固たる地位を築いている。「国内はもちろん、海外でも芋煮を振る舞いたいです。『日本といったら芋煮』と、代表食になるくらい広めていきたい」と、目を輝かせる。

  • さとう農園
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生産者紹介

代表:佐藤卓弥
代表佐藤卓弥

山形市出身。三人兄弟の三男として育つ。高校卒業後、東京の大学へ進学。SEとして働いた後、家業を継ぐため山形へ帰郷した。2016年に4代目社長に就任。伝統の「洗い加工」の他にも、自社で農薬と化学肥料を使わない里芋栽培に着手。「『農薬を使っていない里芋が欲しい』と、お客様に言われたのがきっかけでした」と、話す。里芋が主役の「芋煮」の発信にも力を入れ、キッチンカーを始めたり、海外の県人会へ芋煮を届けたりと、精力的に活動している。

店舗詳細

店舗名称 さとう農園
住所 山形県山形市下柳157-1