庄内町(しょうないまち)は、山形県の北西部に位置する人口約2万人の町です。2005年7月に余目町(あまるめまち)と立川町(たちかわまち)が合併して誕生した町で、南北に長い地形が特徴です。霊峰・月山(がっさん)の頂を有し、町内には月山を源とする清流・立谷沢川と日本三大急流の一つである最上川が流れています。庄内地方と内陸地方の結接点であり、庄内地方への玄関口になっています。土地の標高が最上川の水位より高いため最上川から取水できず、江戸時代までは広大な原野地帯だったと伝わりますが、現在では県内でも有数の稲作の盛んな地域として知られます。明治時代後期から昭和初期に広く栽培され、「ササニシキ」「コシヒカリ」「つや姫」のルーツとして知られるイネ品種「亀ノ尾」の発祥地としても有名です。
『庄内町』の新着店舗
庄内町ってどんなところ?
風力発電事業先駆けの町
庄内町の旧余目町にあたる北部は、比較的温暖な気候で知られますが、冬期は日本海側からの季節風が激しい地域です。例年夏ごろには「清川(きよかわ)だし」と呼ばれる、最上川渓谷からの東南東の風が吹きおろします。「清川だし」は日本三大悪風の一つに数えられるほどの強風で、昔は厄災の一つとされてきました。庄内町は、この有名な強風を利用した風力発電事業を成功させた、日本の風力発電の先駆けとして知られています。
月山龍神マラソン
庄内町を代表するイベント「月山龍神マラソン」は、日本百名山の一つである霊峰・月山や立谷沢川流域をはじめとする大自然だけでなく、庄内町の秋の味覚を満喫できるマラソン大会です。町民からの熱い声援を受けて走り終わった後は、新米のおにぎりや山形名物の芋煮汁などが振る舞われます。他にも、特産品が当たる抽選会をはじめとした催しも多数開催され、子供から大人まで楽しめます。
庄内町のおすすめスポット
庄内町新産業創造館クラッセ
JR余目駅前にある巨大な白い瓦屋根が目をひく観光施設です。築80年の歴史がある土倉造りの米倉庫を、リノベーションして造られており、新鮮な地産野菜や農産加工品等を販売する産直店、焼き立てパン屋、観光情報館などが入っています。また館内には、商品づくりの専門的なアドバイスを受けられる6次産業化工房もあり、地元の農作物などで作られた地域色豊かなレトルト商品や菓子類なども販売しています。
月山神社
羽黒山、湯殿山とともに「出羽三山(でわさんざん)」の一つに数えられる霊峰・月山(がっさん)。その頂上に鎮座する「月山神社」は、明治時代の近代社格制度における東北地方唯一の旧官幣大社として知られる古社です。月読命が祭神として祀られており、古来から修験道の聖地として篤い信仰を集めています。山頂からの眺めも見事で、庄内平野はもちろん、鳥海山、朝日飯豊連峰なども望めます。
立谷沢川
霊峰・月山を水源とする一級河川。出羽の山あいを豊富な湧水を集めながら庄内町の地形にそって北流し、最上川に合流する全国有数の清流として知られます。希少な生き物や豊かな食材の生育に不可欠であるとして、地域をあげた美化活動も盛んに取り組間れています。2008年には山形県の河川で唯一「平成の名水百選」に選定されました。
庄内町の名物・特産品・お土産
亀ノ尾
「ササニシキ」「コシヒカリ」「つや姫」などの飯米だけでなく、酒造好適米である「五百万石」や「美山錦」などの先祖となるお米です。その栽培の難しさから昭和に生産が止まり、美味しさのみが語り継がれる幻の米となりましたが、近年酒づくりに適した品種としての評価が高まり、再び栽培されるようになりました。強風に強く耐冷性もあるだけでなく味の良さも特徴です。
槙島(まぎしま)ほうき
一度作ると50年も使用できるという丈夫なほうきです。農閑期の副業として、200年ほど前から庄内町の槇島集落で作られてきました。手作業で作られる庄内町を代表する農村工芸品として知られ、その使い心地の良さには先人の知恵や工夫が込められています。近年、時代に合わせた可愛らしいデザインのものも増え、贈り物としても人気があります。
あとがけ焼きそば
庄内地方で食べられるご当地B級グルメで、火を通すと劣化してしまうソースをおいしく味わうため、「最後にソースをかける」という発想から生まれた焼きそばです。通常の焼きそばより薄味の麺に、炒めた肉や野菜、店舗によっては目玉焼きや味付け海苔などの具材がのせられており、最後に自分好みの量のソースをかけていただきます。
庄内町のほしがきさん
庄内地方の特産品である「庄内柿」を使用したバターサンドクッキー。上品な甘さが特徴の庄内柿を干し柿にした後、香り高いラム酒をまとわせ、バターとホワイトチョコレートで作られたクリームとともにクッキーにサンドしました。ラム酒香る干柿と全粒粉のクッキーの香ばしさがやみつきになる味わいです。
『庄内町』の商品一覧
大友惣兵衛では「畑から出たもの以外は畑に入れない」のがモットー。食べると「身体が元気になり、笑顔になる枝豆!」美味しさを追求した先にあったのが自然栽培でした。豆本来の美味しさをご堪能下さい。
口の中でほどける感覚が、さらりと美味しい「ササニシキ」。奥ゆかしい味わいで、おかずの味を引き立てます。もちもち派よりあっさり派におすすめ!口当たりの良いお米です。