大石田町は、山形市を含む村山地域の北部にあります。かつて、最上川舟運の河岸場として栄え、現在でもその名残が残る地域です。名物は、なんといっても「蕎麦」。山形県は、全域が蕎麦が美味しいことで知られていますが、中でも大石田町は、「蕎麦のメッカ」とまで呼ばれるほど有名&美味しい!近年は、「大石田そば街道」という、蕎麦屋の連盟会が発足。10店舗以上の店が加盟し、新そばまつりの開催や、物産展の参加を通じ、「そばの里づくり」に力を注いでいます。
『大石田町』の新着店舗
大石田町ってどんなところ?
最上川水運の集積地
日本海から最上川を登り、中心部の山形へ積荷を運んだ、最上川舟運。その途中には3つの難所があり、これを避けるために、どこかで荷揚げして、陸運に切り替える必要があります。その荷揚げの集積地となったのが、現在の大石田町でした。そのため、同町に宿泊する人が多く、商業が大いに繁栄したそうです。
蕎麦のメッカ
大石田町では、どの家庭でも蕎麦打ち道具があり、各家庭で蕎麦が作られていました。そうすると、「〇〇さんの蕎麦は美味い!」と評判になり、農家の軒に蕎麦屋ののれんを掲げたのが、大石田一帯の蕎麦屋のはじまりになっているそうです。さらに、蕎麦の栽培にも適した環境で、現在でも在来品種の「来迎寺」など、地蕎麦を使った新鮮な風味の蕎麦が作られています。
大石田町のおすすめスポット
大石田そば街道
大石田そば街道は、通りの名前ではなく、加盟店の連合のこと。ただ、もともと最上川沿いに発展した町であるため、小さな町場に多くの蕎麦屋が軒を連ねています。中でも「七兵衛そば」は、蕎麦の食べ放題があるという、なんとも変わったお店。
水芭蕉群生地
大石田町黒滝から大高根山へと続く小平林道を、およそ3kmほど歩くと清流に育つ水芭蕉の群生地が現れます。例年ゴールデンウイークの期間が見ごろとされ、ミズバショウの白くて可憐な花を見ることができます。
大石田町立歴史民族資料館
1978年創立の資料館で、大石田の地域の歴史や民俗、文化資料、最上川船運資料などを展示しています。松尾芭蕉に関する資料があるほか、洋画家・金山平三や日本画家・小松均など、大石田町にゆかりのある芸術家の作品も展示されています。また、資料館の隣には、歌人・齋藤茂吉が約2年間居住した聴禽書屋(ちょうきんしょおく)があります。
大石田町の名物・特産品・お土産
大石田産の蕎麦
山形県の蕎麦といえば、太めの麺と粗いのどごしが美味しい「田舎蕎麦」。中でも、大石田地区では、在来品種を原料にした蕎麦が作られています。特徴は、程よいコシとなめらかな食感。風味豊かで、甘めのつゆと相性抜群です。
かいもち
いわゆる、「そばがき」のこと。蕎麦粉を熱湯で練り、餅状にした食べ物で、お店では、作りたてのアツアツふわふわで提供されます。箸で少しちぎり、そばつゆにちょんと付けて食べれば、蕎麦の豊かな風味が口いっぱいに広がります。
ぺそら漬け
大石田町で昔から作られていた「なす漬け」です。ナスの紫色が抜けるまで、何度も水に漬ける工程を繰り返すのが特徴。かなりしょっぱい味わいで、唐辛子のピリリとした辛味が効いており、ご飯のおともにぴったりです。
『大石田町』の商品一覧
土の香農園の自然薯は、ほんのりとした甘みをしっかり感じられる一品。自然の力を活かした畑でじっくり育て、雪が積もる直前まで土の中で甘みを蓄えさせました。まっすぐ伸びて、すごく立派です。