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上山市小穴地区で、少量多品目栽培に取り組む農家。生きものや環境にやさしい「持続可能な農業」を目指し、有機質肥料を活用して野菜や果物を栽培している。

アルコアーナ農園 水はけがよく、果樹栽培に適した小穴地区

生きものや環境にやさしい栽培を実践

上山市小穴地区で、ざまざまな野菜や果物を栽培する「アルコアーナ農園」。特徴的な農園名は、地名である「小穴(こあな)」と、イタリア語で虹という意味を持つ「アルコバレーノ」を組み合わせている。代表・鈴木澄子さんは、「空にかかる虹のように、人の輪がつながっていくイメージで名付けました」と、高らかに笑う。そんなアルコアーナ農園の特徴は、少量多品目栽培。「トマトの隣にバジルがあったり、春菊の隣にレタスがあったり、うちの畑は面白いと思いますよ。コンパニオンプランツと呼ばれる相性の良い野菜同士をパズルのように組み合わせて植えています」と、鈴木さんは語る。コンパニオンプランツは、お互いの成長を助けたり、害虫を防いだりする効果があるそう。こうした工夫をすることで、農薬や化学肥料に頼らず、生きものや環境にやさしい栽培を実践している。自然な環境で育った野菜は、「エネルギーを感じる力強い味わい」と、多くのリピーターから評判だ。

その土地ならではの味わいに仕上げる「草生栽培」

アルコアーナ農園では、さくらんぼ、桃、ぶどう、和梨、ラ・フランスなど、数多くの果物を栽培。中でも、鈴木さんが特に力を入れているのが「ぶどう」。「美味しいぶどうを栽培するには、やっぱり土壌が大切」とのことで、毎年土壌診断をしてぶどうが育ちやすい土づくりを行っている。「土壌診断をして、足りない部分を肥料で補うイメージです。なので、肥料の量は慣行栽培の5割程度に抑えられています。適切なタイミングで適切な量を与えることがポイントですね」と、鈴木さん。また、より味わい深いぶどうを作るために、「草生栽培」にも取り組んでいる。こちらは、除草剤を使用せず、自然に生えている草を活かした栽培方法。草刈り後、刈った草をそのまま地面に敷いておくことで、微生物が草を分解して栄養価の高い土壌になるそう。「土地に生えている草を蓄積して土づくりをしていると、年々この土地ならではの味わいのぶどうに仕上がるんです」と、鈴木さんは楽しそうに語る。

  • アルコアーナ農園
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生産者紹介

代表:鈴木澄子
代表鈴木澄子

上山市出身。進学を機に上京したのち、地元の農産物の美味しさを改めて実感。「自分もこんなに美味しい農産物を作りたい」と、2018年に就農して、「アルコアーナ農園」を立ち上げる。「就農を決意してから、さまざまな農産物を作っている農家さんのもとで修行をしました。その中で、ぶどうの栽培に一番グッときたんです。その後、有名なぶどう農家さんが上山市にいると知り、そちらで修行を積みました」と、鈴木さん。現在は、ぶどうをはじめとする果物や野菜を栽培している。「農家は天候に左右されがちな職業ですが、自分がやった分だけ返ってくるものだと思います。そこが面白さですね。これからも、楽しみながらお客様に喜んでもらえる商品を届けたいです」と、微笑む。

店舗詳細

店舗名称 アルコアーナ農園
住所 山形県上山市小穴166-1